最近関市の新長谷寺(吉田観音)の参道近くに出来たとんかつ屋「太田家」に知人の料理人に勧められて行ってきた。近年ちょっといい素材を使ったとんかつ屋がいくつも出来てどこも盛況の様子。ここもそんなうちのひとつだろうか。この場所は今をときめく名古屋は丸の内の「寿しの吉乃」がかつて店を構えていた場所(「すし屋の吉野」時代の記事はこちら)。ずっと空いていたがやっと店舗として稼働が始まった。店舗前には駐車場が無いが、向かいや並びにしっかり用意してあるよう。中に入ると以前と同様のレイアウト。そのままではないかもしれないがイメージはほとんど変わらない。給仕の女性が1人で厨房は奥。なので主人が揚げる様子は見ることが出来ない。メニューを見て「上ロースカツ定食」を注文した。
まずはヒマラヤ岩塩、味噌、ソースの3種類が用意された。使う豚は”飛騨豚”だそうで、揚げ油はキャノーラ油とコーン油のブレンドだとか。しばらくして盆にのせられたとんかつが登場。一切れだけ切り口を見せるのも流行りだね。添えられたのは千切りキャベツ、それに海苔の味噌汁と大根の漬物。のせてある盆の座りがやや悪くカタカタと落ち着かない。一番最上の品ではなかったが肉の厚みはしっかりあり、衣はザクッとした粗さ。さっそく頬張るとしっかりと脂の甘さが感じられて旨い。歯切れも良く、肉喰ってる幸福感がしっかりある。ピンク色をしたヒマラヤ岩塩で食べてみる。最近は天麩羅でも何でも塩で食べるのが流行りで、それを好む人は素材の味云々とおっしゃるけれど、自分は特に好きな食べ方という訳ではない。ひと口かふた口ならいいけれど、ずっとそれで食べるよりはやっぱりソースの方が好き(むしろソースの種類やブレンドとカツとの相性の方が気になる)。ご飯などのお代わりは自由ということだった。もちろんまだ何杯も食べられるが自重しておく。「極(きわみ)」と称される最上級品(肉の量も倍だそう)が気になるなァ。(勘定は¥1,350)
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岐阜県関市観音前48
( 関 せき おおたや 吉田観音 とんかつ 豚かつ 飛騨豚 しんちょうこくじ きったかんのん よしの 吉乃 )