ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

冨士屋西店 @名古屋市中区・伏見

2018年05月29日 | 名古屋(中区)

以前から日本酒好きならココにと評判を聞いていた伏見の「冨士屋西店」へ。創業は昭和43年(1968)。近くの本店(未訪)からの独立だそうだ。暖簾をくぐって引き戸を開けるとカウンター席があり、白木のカウンター上の冷蔵ケースには様々な魚や素材が綺麗に並べられていた。その上には大皿の惣菜も。素材はしっかりと季節を捉えていて(訪問4月)、もうこの時点ですでに旨い酒肴を出すんだろうナという雰囲気がプンプン。腰を下ろして酒をぬるめでお願いする。こちらの酒は自分も大好きな「菊正宗」。出てきた徳利は店の銘も入ったキクマサ専用の徳利。「正二合」と書いてある古いタイプの物。これで呑むと気分が上がるんだよなァ。酒肴には名物と書いてあった「おから」とサヨリの刺身をお願いした。

どんこも入って出汁の効いたしみじみと旨い「おから」をつまみながらキクマサをやっていると刺身が登場。綺麗に下処理され透き通った身はピカピカと光っている。こいつを口に入れてキクマサをグイッと…。至福。細身だがしっかりとした歯応えがあって旨い。追加は何となく気になった「セロリのきんぴら」。春菊とかセロリとかクセのあるものが大好きなのでつい食べてみたくなった。しっかりと辛味が効いていてなかなかいい。もちろん山菜も大好きなので「天然タラの芽の天ぷら」も追加。毎年知人から採れたての季節の山菜をいただくが、やっぱり天ぷらが一番好きかな。コシアブラも一緒に揚がってきた。ちょこんと塩をつけてその香りと苦みを一緒にいただく。

まだまだ食べたい肴が沢山あって後ろ髪が引かれたがこの辺でキリをつけて。どの素材もしっかりと季節を感じさせて素晴らしい。肴はどれも日本酒向きで酒飲みの琴線に触れるものばかり。鬱陶しい接客も無く、放っておいてくれるので静かに呑めるのも嬉しい。また季節毎に伺いたいナ。(勘定は¥4,500程)

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↓ 「名古屋市科学館プラネタリウム」(平成23年・2011・建造)。小さい頃は入るのが楽しみだった名古屋市科学館。新しくなってからはまだ入ったことは無いのだが、世界最大級というプラネタリウムは球体構造で、伏見を歩いていると道路の向こうど真ん中に球体がドーンッと見えるのがイイ。

 

 


 

 

御酒処 冨士屋西店 (ふじやにしみせ)

愛知県名古屋市中区栄2-7-5

 

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