巌立峡(がんだてきょう)までバイクで走り、近くの温泉の赤茶色をした源泉(冷たいのだ・笑)で汗を流した後に下呂市内へ。市内は大勢の観光客で賑わっていた。軽く蕎麦を手繰ろうと寄ったのは手打そば、うどんの「ひさご」(さ・ごは変体仮名)。店は細い坂道の途中にあるが、店のすぐ前の道には「飛騨街道・湯之島宿」と書かれた囲いがあり、なかなかいい雰囲気の建物。創業は古いのかな。暖簾をくぐるとこじんまりとした店内にはカウンター席とテーブル席、奥に小上がり席がある。入り口脇には麺打ち場も。結構な客入りで席はほとんど埋まっていた。
カウンター席に座り「ざるそば」を注文。出されたお茶は「そば茶ではありません」とのこと。願ったり叶ったり(蕎麦の前に当たり前のように出される蕎麦茶は蕎麦の邪魔になると思うので)。しばらくして調理場の年輩の主人から渡された「ざるそば」は、所々不揃いのしなやかな蕎麦切り。やや軟らかめの茹で加減で、つゆは濃いめ甘め。いわゆる”趣味蕎麦”とは趣を異にするが、喉越し良くこれはこれで旨い。スルッと手繰った後は猪口にとろみのある蕎麦湯を注いでつゆもしっかりいただいた。やや値付けが高いかなと思うが観光地だから仕方がない。次は何か種物をいただこうかな。(勘定は¥1,050)
↓ 下呂市小坂町にある5万4千年前の溶岩で形成された日本一の溶岩流の断面だという「巌立峡(がんだてきょう)」◇。写真の岸壁は72mの高さがあるとか。
↓ 近くの道の駅「南飛騨小坂はなもも」近辺の川土手には”はなもも”の花が咲き乱れていた。
↓ ”下呂”があるなら上呂もある。JR高山線の無人駅「上呂駅」駅舎(建築詳細不明)◇。開業が昭和8年(1933)なのでその頃のままの建物だろうか。
↓ バイクで下呂市内への南走中にあった木造校舎跡(建築詳細不明)◇。現在は何かの工場として使われているようだったので敷地内には入れず。
↓ 観光客の多い下呂の街中から少し外れたところにある通りには趣ある古い建物がいくつか◇。
↓ 昔の平屋の医院の建物には何か分からない威厳がある(小さい頃はそれが怖かった…)。「牧医院」(建築詳細不明)◇。
ひさご
岐阜県下呂市湯の島741
( 下呂 げろ 荻原 おぎわら 飛騨小坂 ひだおさか 蕎麦 そば うどん 手打ち 手打の味 近代建築 駅舎 校舎 ひめしゃがの湯 )