ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ZU & Co. / Zucchero

2019年01月23日 | クラシック・ロック

ZU & Co. / Zucchero (2004)

イタリアのアーティスト、ズッケロ(Zucchero Fornaciari)がタイトル通り様々なアーティストとコラボした演奏を集めた編集盤。このアルバムの為にゲストが集まったのではなく、それぞれと演った既発曲を集めた物のようだ。以前から”ズッケロ”という名前は聞いたことはあったが、音楽は全然聴いたことがなかったので豪華ゲスト目当てで買ってみた。にしてもこのゲストの面子の凄いこと凄いこと。ロックからはスティング(Sting)に、ベック(Jeff Beck)に、クラプトン(Eric Clapton)に、ブライアン・メイ(Brian May)など。ブルーズの大御所、BBキング(B.B. King)に、ジョン・リー(John Lee Hooker)、ソロモン・バーク(Solomon Burke)など。ふう。そしてジャンルを超えてマイルス(Miles Davis)に、同郷人とはいえパヴァロッティ(Luciano Pavarotti )とボチェッリ(Andrea Bocelli)まで名を連ねているんだからスゴイ。日本のアーティストがいくら頑張っても、いくら金を積んでも、この面子は集められないだろう。いったいどれほど凄いのか、ズッケロは。

マイルスのミュート・トランペットが寂しく響く01から怒涛の大物ゲストが立て続け。自分は勝手にイタリアの”ブルーズ・アーティスト”だという認識だったので、一聴してちょっとイメージとは違うが、例えばクラプトンが近年演っている音楽だってクラシックなブルーズとはちょっと違うし、ジョン・リーらが晩年に発表したアルバムだっていわゆるクラシック・ブルーズのスタイルとは違うモダンなもの。そんな音に通じるものがある。デビューしたのが80年代で齢30手前と遅咲きだったらしいが、ダンサブルなポップもあり、見かけと違って(失礼)幅広いジャンルのどのアーティストとの共演も違和感がない。しっかりと作品として仕上がっている。一緒にスタジオに入って録音されたのか、別々だったのか興味が沸く。残念ながらイタリア語らしき曲題もあって、どんなテーマで歌っているかも分からないのが辛いところだが、数多の大物と堂々と渡り合う風格は大したもの(←ヨーロッパ、あるいは世界においての彼の認知度を知らずにエラソーに言っています)。 

01 Dune Mosse (with Miles Davis)
02 Muoio Per Te (with Sting)
03 Indaco Dagli Occhi Del Cielo (with Vanessa Carlton, feat. Haylie Ecker)
04 Il Grande Baboomba (with Mousse T)
05 Like The Sun (From Out Of Nowhere) (with Macy Gray, feat. Jeff Beck)
06 Baila morena (with Maná)
07 Ali D'Oro (with John Lee Hooker)
08 Blue (lyrics by Bono; with Sheryl Crow or Ilse DeLange)
09 Pure Love (with Dolores O'Riordan)
10 A Wonderful World (with Eric Clapton)
11 Pippo (Nasty Guy) (with Tom Jones)
12 Hey Man (Sing A Song) (with B. B. King)
13 Il Volo (The Flight) (with Ronan Keating)
14 Così Celeste (with Cheb Mami)
15 Diavolo In Me (A Devil In Me) (with Solomon Burke)
16 Senza Una Donna (Without A Woman) (with Paul Young)
17 Il Mare Impetuoso Al Tramonto Salì Sulla Luna E Dietro Una Tendina Di Stelle... (with Brian May)
18 Miserere (with Luciano Pavarotti & Andrea Bocelli)

オークションにて購入(¥215)

  • CD (2004/6/8)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Universal UK
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北海寿司 @岐阜県岐阜市

2019年01月23日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市街から笠松方面に向かっている時にちょうど昼時になり酢飯が食べたくなったので、道路沿いにあった「北海寿司」に寄ってみた。全く事前情報無しだったし、アルファベットで「HOKKAI」なんて書いてあるので、普通だったらあまり自分から選ばないような店構え。駐車場に車を停め中に入るとプールのような生簀がある。子供じゃないので何が泳いでいるかまでは確認しなかった(本当は見てみたかった…笑)。カウンターが空いていたので腰を下ろす。目の前には冷蔵タネケースがあり、見たところ種類も多くなかなか良さそうなタネ。いわゆるランチメニューみたいなのがある店かなと思っていたけれど品書きには特に記述はなし(訪問日曜)。振り返ると座敷の方に大陸の人達が大勢座っていて、まだ何も出ていない状態。人数が多かったので、あまり時間が無いのにやっちまったかなと、握りとかの切りつけの多いものは避け「特製北海巻」という巻物にしてみた。

壁に貼ってある写真などから類推するに主人は還暦を超えてらっしゃるだろうか。大きな烏賊を釣っている写真があったので釣りが趣味なのかな。当然ながら後ろのグループ客から配膳されていくので少々待ち、こりゃ時間がヤバイかなと焦れた頃に「お待ちどうさま。」と巻物がのった下駄が渡された。「特製北海巻」は1本が分厚く大きく切り分けられている。中は大きめのマグロ、サーモン、イカ、カズノコ、タマゴ、キュウリといったところだろうか。醤油はたまり醤油(この地域ではたまり醤油を”さしみ醤油”とも呼びます)。どんこの効いた味噌汁と共に大きな巻き寿司を大きな口で頬張っていく。こういう色々なタネが入ったいわゆる”海鮮巻き”を食べるのって何年振りぐらいだろうか。美味しくいただいた。(勘定は¥1,300)

北海寿司

岐阜県岐阜市茜部寺屋敷3-12

 

( 岐阜 ぎふ 茜部 あかなべ 柳津 やないづ ほっかいすし 寿司 鮨 巻き寿司 巻きずし ランチ 海鮮巻き )

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