ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

吉野屋製菓舗 @愛知県刈谷市

2019年01月25日 | 愛知県(三河・老舗)

愛知県刈谷市内の散策。和菓子の店でも寄って嫁に何か買って帰ろうとはするものの、下調べをしていないので刈谷市の和菓子事情があまりよく分からない。この「吉野屋」も一度は店の前を通ったが、あまりにも大きく綺麗で自分のイメージと違うので素通り。ただ他を周ってめぼしい店が見付けられなかったので駅なんかで買うよりはいいやと再度寄ってみた。後から調べてみると細かい年号までは分からなかったが創業100年を超える老舗だとのこと。店に入るとガラスショーケースの中にはあまり老舗を感じさせないモダンな菓子が多い。表の幟には「いちご大福」とあり、店の中にも苺を使った菓子がいくつもあったが、帰りは持ち運びがどうなるか分からないのでフレッシュ・フルーツを使った菓子は避け、嫁の好物の「黒岩かりんとう饅頭・黒糖」を購入した。

家に持ち帰って嫁と食べる。香ばしい香りの「かりんとう饅頭」は表面が硬くなっているが、底の方は更にカリッと硬い。”黒岩”っていうのはやはりこの見ためから名付けられたのかな(作っているのが黒岩さんだったりして)。中にはこし餡がみっしりと詰められていて、かぶりつくとまず皮の黒糖の香ばしさとコクがしっかりと感じられ、後からこし餡の滑らかな甘さがやってくる。旨い。黒糖の他にも”チーズ”や”芋あん”の仕様があるようだ。嫁も気に入った様子。(勘定は¥135/個)

 


 

↓ 新栄町の古い商店街に残る「旧・刈谷浴場(旧・田鶴の湯)」(大正12年・1923・建造、改修)先達の写真等を見てずっと訪れてみたかった建物。平成25年頃まで営業していたそうだ。このモザイクタイルで彩られたエントランス部分は後から造られてたものだそうで、その奥に古い鉄筋コンクリート造りの建物がちらりと見える(横の空き地に回るとその建物らしき壁も…)。中に入ることが出来たらその辺の造作が分かるかもしれないが…。にしてもインパクトのある装飾。

 

 

 

 

↓ 「刈谷市郷土資料館(旧・亀城尋常高等小学校本館)」(昭和3年・1928・建造)。綺麗に整備され郷土資料館として自由に入場できる。地元の建築会社のHPによると、外の柱上部は「亀城(きじょう)」の”キ”を模っているのだとか。国の登録有形文化財に指定されている。

 

 

↓ 「郷土資料館」の向かいに建つお屋敷(建築詳細不明)。凝ったデザインの門構え以外はあまり統一感が無く、古い建物か分かり難いが、玄関横には”らしい”丸窓が見えた。

 

 


 

御菓子処 吉野屋 (吉野屋製菓舗)

愛知県刈谷市御幸町2-46

 

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