Original Album Series / Alice Cooper (2012)
恒例の「Original Album」シリーズ。今回購入したのはアリス・クーパー(Alice Cooper)の初期作品簡易紙ジャケ5枚組セット。自分は学生時代に4枚目のアルバム「Killer」をアナログで購入したのが最初。その後はCDでベスト盤や70、80年代の何作品かを所有しているが熱心に聴いたかというとそうでもない。このセットに入っている他の4作品は未所有だったので願ったり叶ったり。ここに収録されているのはバンド時代のの5作品(※アリス・クーパーは当初バンド名で、解散後1975年頃からは個人名として使われている)。
・Pretties For You (1969)
・Easy Action (1970)
・Love It To Death (1971)
・Killer (1971)
・School's Out (1972)
デビューしてから、悪魔的なメイクと生きた蛇をステージに上げるお馴染みのパフォーマンスで”ショック・ロック”(笑)の雄として一躍有名になった4、5枚目まで。初期3枚を聴いたのは初めてだったけれど、ここまで演劇的、実験的なアルバムだったとは知らなかった。3作目まではザッパ(Frank Zappa)のレーベル「Straight Records」から発表されているというのも納得。ファーストなんてヴォーカルやコーラスの付け方、音楽性がサイケデリック期の”ビートルズ的”と言える曲もあり、ジョージ(George Harrison)が歌っていると言われても分からないかも(←言い過ぎ)。ちょっと意外で興味深い。残りの3枚はハード・ロック世代、パンク・ロック世代にもリスペクトされた彼ららしい作風を確立。ヴォーカル・スタイルも彼らしいダミ声の”あの”発声になっている。ハードなリフもありながら煌びやかでドラマチックで、曲もコンパクトにまとまって魅力たっぷり。それでも随所に現れるシアトリカルな仕掛けはやはりプロデューサーのボブ・エズリン(Bob Ezrin)の手腕か。
オークションにて購入(¥1,600)
- CD (2012/9/18)
- Disc : 5
- Format: Box Set, CD, Import
- Label : Rhino Flashback