ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

兎月園 (2) @岐阜県羽島市

2020年05月30日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜県羽島市の古い通りにある和菓子屋「兎月園」へ。近くにある「竹鼻別院」の藤棚のフジの花(樹齢300年以上・県指定天然記念物)には残念ながら間に合わなかったが、名物の「みそぎ団子」には間に合った。「みそぎ団子」とは、小倉あんを団子で包み、味噌をつけて焼いた団子。どれくらい歴史のある食べ物なのか分からないが、この地域で「みそぎ神事」や祭りの際に食べられているものなのだとか。以前から食べてみたかったが、春~夏季のみの販売で食べそびれていた。ふだん食べ過ぎなので”禊(みそぎ)”をしないと、と訪問を決め(笑)、雨のそぼ降るある日曜日に車で店へ。店に入ると香ばしい味噌の焼ける匂いが漂っている。その場で焼いてくれるようだ。すぐに食べる分と持ち帰る分をお願いして焼き上がりを待った。

勘定して車に戻る。さっそく車中で1本取り出した。香ばしくていい匂いだなァ。二股に割かれた竹串に2個刺さった団子には味噌(もちろん赤味噌)が塗られて焼かれ、胡麻が振られている。もちっとした軟らかい皮の中にはこし餡。外はいわばあまり甘くない五平餅のような風味なので、外の焼けた味噌の辛さと中の餡(しかも滑らかなこし餡)の甘さに頭がなかなかついていかない(笑)。知ってはいたけれど混乱したまま1本食べ終えてしまった。家に持ち帰って嫁の分を取り出す。”少し温めて”と書いてあったので軽く電子レンジで温め、トースターで表面を炙ってからお茶と差し出した。食べた嫁はとても気に入った様子で混乱はしないようだ(笑)。自分も2本目はちょっと慣れたかも。嫁はまた食べたいというのでまた買いに走らないといけないナ。(勘定は¥184/本)

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↓ ル・コルビュジエに師事した地元の巨匠建築家、坂倉準三の設計による「羽島市役所・本庁舎」(昭和34年・1959・建造)。日本建築学会賞も受賞している建物。老朽化が進み、現在隣地に新庁舎を建築中。この建物も維持存続には莫大な費用が掛かることから存続が危ぶまれているらしい。

 

 

↓ 以前も立ち寄ったことがある竹鼻街道沿いの「角の京丸屋」(建築詳細不明)。通りに面した店舗(化粧品店)は下見板張りの建物の方で、奥でこのスクラッチタイル壁の建物と繋がっている。

 

 

 

↓ 同じく竹鼻街道沿いの「かめ勘(かめ勘商店)」(建築詳細不明・)は、隣の建物が壊され、格子の奥に隠れた装飾部分が少し見やすくなっていたが、廃業されたもよう。

 

 

 


 

御菓子処 兎月園

岐阜県羽島市竹鼻町2631-1

 

( 羽島 はしま 竹鼻街道 とげつえん 和菓子 みそぎ団子 みそぎだんご あんぱんのお饅頭 大福 苺大福 フルーツ大福 #近代建築 #ル・コルビジェ ) 

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