ある晩に滋賀県の彦根近くを車で通る事があり、夕飯をどこにしようか思案。遅めの時間だったので選ぶ店も限られるが、コロナ禍によってイレギュラーな営業に切り替えている店が出始めた頃だったので、実際に営業しているかは店まで行ってみないと分からない。彦根で遅くまで営業している店で思い付いたのが喫茶レストラン「スイス」。彦根市民のソウル・フードと呼ばれ、以前にも訪れたことがあった。店までたどり着くと、有難いことにあかりが灯って営業中。裏の駐車場に車を停めて店の中へ。入ってびっくり午後8時過ぎでテーブル席はほぼ満席。どうしようか迷ったが、幸い相席にはならず、カウンター席は誰も座っていなかったので食べていくことに。ご高齢の夫婦と若い男性給仕がフル回転。相変わらず狭い調理場でマジックのように料理が出来上がっていく。遅い時間とあって若い客が多く「ハンバーグ」をW(ダブル)で頼んでいる人が多かった。迷いに迷ったが、結局「カツ・カレー」を注文。同時に家に帰ってからウイスキーのつまみにしようと「カツ・サンドイッチ」を持ち帰りでお願いしておいた。
順に料理が完成していき、女将さんによって「カツ・カレー」が手渡しされた。さっそくスプーンを入れていく。赤い福神漬が添えてあるカレーは具材が溶け込んだタイプのもので、所々に見える小肉片からいくとビーフカレーかな。辛さは大したことなく、酸味と塩気が強い独特の味。やや脂身の多いカツがのっている。味はなかなか旨いのだが、カレー自体がかなりぬるい…。ライスも熱々ではないので余計に塩気を感じるのかな。ちょっと残念。量は大したことないのであっという間に完食。その頃には「カツ・サンドイッチ」も出来上がっていたので勘定して家に持ち帰る。
夜間の長距離単独ドライブが終わり、自宅でホッと一息。風呂から上がってハイボールを作り「カツ・サンドイッチ」の封を開ける。パンは2片の耳がカットしてありトーストしてある。そこにさっき食べた「カツ・カレー」よりも1.5倍程も厚いカツがソースに浸され、キャベツと一緒に挟んである。ケチャップも使ってあるかな。時間が経っているので少ししっとりとはしてしまっているが、これをガブッとやってハイボールで流すと旨い旨い。疲れた体に滲み込んでいく。3時間前にカツカレーを食べたばかりなので2枚目は明らかにカロリー・オーバーだが知ったことか(笑)。最高の夜食になった。次に店に行ったら他の客が頼んでいたエビフライがなかなか立派で旨そうだったので「バーグ・エビ」(ハンバーグ+エビフライ)にしてみようかな。(勘定は¥1,000)
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喫茶・食事 スイス
滋賀県彦根市中藪町598-2
※令和4年5月を以って閉店されました
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