ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Substance 1977-1980 / Joy Division

2020年05月16日 | パンク・ニューウェーヴ

Substance 1977-1980 / Joy Division (1988)

ジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)のスタジオ・アルバム未収録曲を集めたコンピレーション盤。アナログ盤(10曲収録)で所有しているが、CDは17曲と収録曲が多くなっている。まだパンク・バンド然とした78年のデビューEP「Ideal For Living」収録曲を始め、ヴォーカルのイアン・カーティス(Ian Curtis)死去直後の80年のシングル「Love Will Tear Us Apart 」B面曲まで。特にこのCDではコンピレーション盤やソノシートで発表された入手困難曲も含まれるので便利な1枚。後身のニュー・オーダー(New Order)にも同じタイトルの編集盤があるので注意。

元々ジョイ・ディヴィジョンはアルバム収録以外の重要曲も多く、ここに収録されている6、8、10なども他のアーティストに強い影響を与えた彼らの本質を最もよく伝える代表曲。自分が彼らの音楽を初めて聴いたのはたぶん「Peel Sessions」のアナログ12inch盤だったと思うけれど、後追いで聴き出してすぐにハマり、オリジナル・アルバムを購入することになった。凡百のパンク・バンドのようにアングリ―ではなく、凡百のニュー・ウェーヴ・バンドのようにポップでもなかったが、”冷たく燃える”としか表現しづらい心の内面に突き刺さるような歌詞と、イアンのヴォーカルの痛々しさの虜になる(既にバンドの映像や、結末を知っているから余計かもしれないが…)。ネイティヴに英語が理解出来たらもっと直接的に感情を揺さぶるんだろう。

中古店にて購入(¥290)

  • CD (1990/10/25)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Qwest / Wea
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