地下鉄堀田駅の南にある食堂「角誠」へ。所用で店の前を10時頃に通ったらもう暖簾が出ていた。いくら暖簾が出ていてもそんな早くには開いていないだろうと通り過ごし(暖簾が出ていても「まだ」という店もあるので)、用事を済ませてから改めて訪問してみる。看板に”関西の味”とあるので関西地方出身なのかな。暖簾をくぐって店に入ると店内はまだ薄暗い。ご高齢の女将さん1人のようで、自分が「いいですか?」と声を掛けると「ちょっと電気(照明)の紐2回引っ張って。」と開店準備をお手伝い(笑)。店内はカウンター席にテーブル席が3つ、小上がり席がひとつ。壁に貼ってある品書きはおひとりでやられているわりには種類が多い。選んだのは「カツ丼」。BGMのラジオと揚げ音を聴きながら女将さんの静かな調理を待った。
完成した「カツ丼」は特に”関西風”を感じさせることの無い、カリッと揚がったカツの上からとじ玉子をかけるまごうかたなき東海地方の古い食堂スタイル。「カツ丼」に関しては”関西の味”ではなく”東海の味”のようだ。それでもこちらのとじ玉子はつゆの色が濃いのだろう、他と違って色がかなり濃いめ。玉ねぎが使ってあって味付けもやはり醤油味が濃い感じ。このとじ玉子をカツにのせる感じでいただいていく。旨いなァ。しっかりめに揚がったカツは丼で食べるのにちょうどいいくらいの厚さ。しっかりと煮詰まった豆腐とわかめの味噌汁と、たくあんを挟みながらガツガツとご飯を掘り下げていった。次は「肉の天ぷら定食」か「どて焼定食」にしてみよう。(勘定は¥650)
角誠
愛知県名古屋市瑞穂区明前町13-24
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