ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン / ザ・モップス

2022年03月05日 | ロック(日本)

サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン / ザ・モップス (1968)

1968年にビクターから発売された、鈴木ヒロミツ、星勝らが在籍したバンド、モップス(The Mops)のデビュー・アルバム。自分がモップスを初めて聴いたのは以前に紹介したコンピ盤「Let The 70's Die」において。そちらにも彼らの代表曲で、このアルバムにも収録されている代表曲「朝まで待てない」が収録されているが、コンピの方は東芝へ移籍後の再録音らしいことも知らなかった。何でも一時アメリカのガレージ・ロックのコレクターの間でこのアルバムの人気が出て高値で取引されていたこともあったのだとか。ジャケのデザインから写真に写るメンバーから、かなりのサイケデリック度。ただある程度レコード会社肝入りの策略的な面もあったようだ。

先述の「朝まで待てない」はヴォーカルがダブル・トラックのオリジナル。自分は再録の方に鈴木ヒロミツのヴォーカリストとしての凄味を感じていたのでちょっと軽めに感じる。何しろ彼、自分の中ではちょっとコミカルな役者ぐらいのイメージしか無かったからなァ。多くの曲で阿久悠が作詞を担当したオリジナル曲に加えて、アニマルズ(The Animals)、ジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane)、ドアーズ(The Doors)のカヴァーも含まれる。特に02に関しては曲の冒頭に延々と英語で(こちらが気恥ずかしくなるくらいの)アニマルズに対しての賛辞が捧げられている。オリジナル盤には「ブラインド・バード」という曲が収録されていた。ただしこの曲はCD化された頃には禁止語が使われていたためにオミット。自分が手にしたこの中古盤にも未収録(現行盤には収録されているよう)。残念。

ネットオークションにて購入(¥227)

  • Label ‏ : ‎ ビクターエンタテインメント
  • ASIN ‏ : ‎ B00IMKDVOM
  • Disc ‏ : ‎ 1
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珈琲屋 スイス @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2022年03月05日 | 岐阜県(岐阜)

以前にも何度か訪れてみたこちら、岐阜市長良福光にある喫茶「珈琲屋スイス」。その時はコロナの緊急事態宣言下だったか忘れてしまったが営業を休止していたようで、何度行っても閉まっていた。随分と経って改めて訪れてみると回転灯が回っていたので入ることに。でもドアを開けようとしても鍵が閉まっている…。ガチャガチャしたら奥からご高齢の女将さんが出ていらして開けてくれた。開け忘れていたのかな。ウッディな店内のテーブル席に腰掛け「レギュラーコーヒー」をお願いした。女将さんが1人でやっていらっしゃるようだ。自分の後にも常連客が勝手知ったるといった感じで入って来て煙草を吸いながら女将さんと世間話をしている。

しばらくして運ばれた「レギュラーコーヒー」はノリタケの上品なカップとソーサーで供された。量はたっぷりめ。少し酸味が感じられるが、すっきりとバランスのとれたコーヒー。小皿にあられが付いてきたので、それをポリポリとやりながらゆっくりとコーヒーを啜った。暇つぶしにメニューを眺めてみると食事はトースト、サンドイッチ以外は「エビピラフ」「チキンピラフ」「焼きそば」のみのよう。東海地方に住んでいると喫茶店はレストランを兼ねている店がほとんどなので少なく感じてしまう(笑)。本来喫茶店ってこういうもののはずなんだけれど。でも次はどれかを食べてみようかな。(勘定は¥350)

 

 


 

↓ 店の向かい側にあるお洒落な「伊藤時計店」(建築詳細不明)。これもいわゆる看板建築と言えると思うが、その意匠がとてもポップで可愛らしい。

 

 


 

 

珈琲屋 スイス

岐阜県岐阜市長良福光2520-15

※令和5年3月末を以って閉店されました

 

( 岐阜 ぎふ 長良 ながら 福光 ふくみつ コーヒー屋スイス スイス 喫茶店 喫茶 純喫茶 コーヒー 珈琲 看板建築 近代建築 閉店 廃業 )

コメント (2)
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