ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

スティング @名古屋・日本ガイシホール

2023年03月15日 | ライヴ(日本公演)

スティング (3月14日 名古屋・日本ガイシホール)

日本ガイシホールでのスティング(Sting)の来日公演最終日に急遽参戦。実は来日することは事前に全然知らなくて、コロナ第8波も下火になったことだし、アーティストの来日スケジュールは増えてくるのかなとチェックしていて初めて知った次第。自分は2008年のポリス(The Police)の東京ドームでの再結成コンサートは逃しているので、是非ともと遅ればせながらチケットを入手した。

長兄が持っていたポリスのファーストとセカンド・アルバムを聴いてからだから、もう40年以上もスティングのヴォーカルを聴いていることになる。それ以降のアルバムは自分で買った。とはいってもポリス以後はファースト・ソロ・アルバムとライヴ盤、コンピ盤を買ったぐらいで熱心なファンとは言えないけれど。一時ちょっとお洒落になり過ぎた感もあったけれど、そのハスキーで特徴的なヴォーカルはやはり唯一無二。最近はシャギー(Shaggy)とコラボしたりもして創作意欲は衰えていないようだ。

時間に余裕があったので近くで一杯やってから会場入り。会場内はスタンド席の一番上の方こそ空席が目立つが、アリーナやスタンド下部まではおおむね満席。自分の席はたった2週間前に慌てて入手した割には、ほぼ横から観る形にはなるもののステージは近くて見やすいし、満足。まずは息子のジョー・サムナー(Joe Sumner)が前座で登場してギター1本で歌を聴かせる。ガタイはデカいがさすが親父そっくりで血の濃さが伺える。声もよく似ているのはあの特徴的な顎の形を引き継いでいるからだろう。信じられないが、自分の隣の席の客なんてこれがスティング本人と疑わず、連れと「さすが、かっこいいねー。」なんて言ってはしゃいでいる(←いやスクリーンもあるんだからさすがにすぐ分かるだろ・苦笑)。にしてもこのジョー、バンドが無いからかあまりにもストレートで普通の曲(失礼)ばかりで驚いた。異母妹はちょっと尖っているのにね。声域も広く、歌唱自体はひょっとしてスティングより旨いかもしれないが、ちょっと”真っ当”過ぎるかも…。

ジョーがたっぷり30分ステージをこなした後に御大登場。歳はとったが(71歳)スリムで腹も出ていないしかっこいい。ポリス時代の名曲からステージが始まるが、もともとハスキーな声だしキーを落としても最初はちょっと声がきつそう。それでもステージが進むにつれてどんどん良くなるのはさすが。バンドの面々は皆スティングにとっては孫世代になるのかな。全員若いが実力は折り紙付き。特にハーモニカ・プレイヤーの演奏は印象に残った。にしてもバンドはキーボードとコーラスを除けば実質3ピースで、ポリス時代を踏襲しているのが興味深い。スティングはもちろんベースも演奏しているが、そういう趣向なのかベースの音の解像度が低く、歪んで演奏が聴き取り辛いのは何なんだろう(席の位置の関係かも)。

中盤はソロ作品が並ぶ。当たり前だがやはりソロ期の曲の方が今の喉にはしっくりくるようでパフォーマンスも素晴らしかった。レゲエ、ジャズ、スパニッシュ・ギター、アラビックなど色々な音楽性の曲とスティングの声の相性も相変わらずいい。手拍子を誘う場面が多いのはまるで昔の外タレのコンサートを見るようだ(昔はみんなずっと手拍子していて鬱陶しかった)。後半はポリス時代の曲を若干アレンジとキーを変えて披露。ガキの頃から聴き続けた曲をとうとう本人の歌唱で聴けて感慨無量。特にリアル・タイムで自分でアルバムを買った「Synchronicity」期の曲は生で聴けて嬉しいナ。最後は静かな「Fragile」。演奏前にスティングが「最後はクワイエットな曲で…。」と言ったら客席から「Next To You!!」(←ポリス初期のパンキッシュな曲)と声がかかってスティングが大受けしていたのが面白かった。

 

<Setlist>

Message in a Bottle
Englishman in New York
Every Little Thing She Does Is Magic
If It's Love
Loving You
Rushing Water
If I Ever Lose My Faith in You
Fields of Gold
Brand New Day
Shape of My Heart
Heavy Cloud No Rain
Seven Days
Mad About You
What Could Have Been
Wrapped Around Your Finger
Walking on the Moon
So Lonely
Desert Rose
King of Pain
Every Breath You Take

(Encore)

Roxanne
Fragile

 

コメント (2)
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末廣屋本店 @岐阜県本巣郡北方町

2023年03月15日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜バスのスマホ専用のフリー・チケットを使って北方町辺りを散策。下尻毛(しもしっけ)の幹線道路沿いで大きな和菓子屋を見付けたので、妻へのお土産を買いに入ってみることにした。昭和23年(1948)創業(未確認)という「末廣屋本店」。この新しい店舗になって10年ぐらい経っているようだ。大きな暖簾をくぐって中に入ると様々な菓子が沢山並べられていた。洋風なのもあったような。飛び込みで特に目当ての菓子があった訳ではないので、店内をうろうろと物色。購入したのはこちらの名物っぽい扱いだった「かりんとう饅頭」、「栗粉餅」、「鬼まんじゅう」の3種。全て妻の好物だ。

家に持ち帰って渡しつつ、自分も「かりんとう饅頭」と「栗粉餅」をいただいた。「かりんとう饅頭は」小さくて皮がカリッカリ。口にすると香ばしい黒糖の風味が口に拡がる。中はこし餡。旨い。「栗粉餅」も小さめ。弾力のある餅にしっとりとして甘い栗粉がまぶしてある。こちらもいい感じ。季節が外れていたのでこの地方で有名な「みょうがぼち」はいただけなかったが、初夏になったら寄ってみようかな。(勘定は¥670)

 

御菓子司 末廣屋本店

岐阜県岐阜市下尻毛383-1

 

( 岐阜 ぎふ 尻毛 しっけ 末広屋本店 すえひろやほんてん すえひろや 和菓子 洋菓子 くりこもち かりんとうまんじゅう おにまんじゅう 鬼饅頭 )

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