Greendale (CD+DVD) / Neil Young & Crazy Horse (2003)
2003年に発売されたニール・ヤング&クレイジー・ホース(Neil Young & Crazy Horse)のオリジナル・アルバム。発売当時はまだニール・ヤングをしっかり聴いていなかった頃なので、どんな評価があったのかは全然知らないアルバムだった。何でもカリフォルニアの架空の町を舞台にしたグリーン家代々の物語を基にしたロック・オペラなのだそう。自分が買った盤にはDVDが付いていて、ニールがダブリンで演ったアコースティック・ライヴの映像が収録されている(現在は単体で購入可とのこと)。
ニールの歌詞をネイティヴ並には聴き取れない自分にとっては、歌詞カードを読んでもアルバム内容については正直ピンとこない。ただ1曲目からそこはちゃんとクレイジー・ホースと組んだ時の音になっており、往時のようなハードな演奏ではないがシンプルなこともあって聴き心地が良く、じわじわとくる。曲調も全ての曲が繋がっているような共通したテイストがある。ブルーズといっていい内容で、ニールのヴォーカルも、クレイジーホースの面々の演奏も穏やかで、マイクの拾った音からすると「せーの」でやったようなラフな感じがある(実際そうかどうかは知らない)。ただ、それ故にアマチュア・レベルだと酷評もされたのだとか。
映像の方はシンプルにステージで1人、ギターとハーモニカを演奏するニールが映されたもの。アルバムのバンドと演った音とはテクスチャが違って更にシンプルだが、これもなかなかいい感じ。発売時期によってDVDの内容は違うようだし、後からこの作品に関連した別の作品や、演劇を加えた趣向の演出もあったようなので、ニールにとってはかなり入れ込んだ作品だったのかもしれない。
ネット・ショップにて購入(¥458)
- Label : ワーナーミュージック・ジャパン
- ASIN : B0000AN10L
- Disc : 2