ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Night Watch / King Crimson

2023年03月18日 | プログレッシヴ・ロック

The Night Watch / King Crimson (1997)

1997年に発売されたキング・クリムゾン(King Crimson)の、1973年オランダはアムステルダム公演を収録したライヴ盤2枚組。収録音源の中には翌年発売されたオリジナル・アルバム「Starless and Bible Black」にも収録されたパートがあるとのこと(クリムゾンはライヴ演奏の音源をオリジナル曲に使うことが多い)。ただし完全収録ではないようだ。この音源は大半がBBCで放送されたので、のちにブートレグでも出回った有名音源だとのこと。フリップ翁(Robert Fripp)はインタビューで、キング・クリムゾンのブートレグの大半(つまり人気のある音源)は73、74年のライヴ音源だと答えていた。それが我慢ならず、対抗して自身が設立した「Discipline Global Mobile」から次々とアーカイヴを発表している。現在はネットでも各種音源を発売しているから、確かに氏の思惑通りブートレグが追い付かないほどオフィシャルで音源が聴ける訳で、彼の試みは成功していると言える。

この時期はフリップに加え、ジョン・ウェットン(John Wetton)、デヴィッド・クロス(David Cross)、ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)というラインナップ。4人で奏でるその音のハードさたるや、少人数だということを忘れてしまうほど。特にジョン・ウェットンのベースはブンブンと分厚く、歪みまくるハードな音。それに鋭いフリップのギター、変幻自在のブルーフォードのドラムス、貴重なアクセントとなっているデヴィッド・クロスのヴァイオリンと、人気があるのも納得の演奏内容。ま、メンバー間の仲はどうしようもなかったらしいが、こんなピリピリと緊張感の高い演奏を毎晩繰り広げていたら顔を見るのも嫌になるんだろうなァ。しかもバンマスは厳しいダメ出しもあるという気難しいフリップだし(苦笑)。

ネット・ショップにて購入(¥530)

Label ‏ : ‎ Discipline
ASIN ‏ : ‎ B000024UST
Disc ‏ : ‎ 2

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山八うどん店 @名古屋市中村区・栄生

2023年03月18日 | 名古屋(中村区・西区)

名鉄栄生(さこう)駅から鳥居通を少し路地に入った所にある「山八うどん店」へ。この店の存在は全然知らず、車もあまり通らない狭い路地を歩いていた時に見付けて暖簾をくぐってみることに。店に入ると高齢の夫婦でやっていらっしゃる。中はテーブル席が3つ程とカウンター席。年配の先客が1人。品書きを見ると酒が置いてある。せっかく公共交通機関で来たので「お酒」を燗してもらい「どて煮」もお願いした。酒は茹で釜に徳利を泳がせて燗。きのこを玉子でとじた小鉢付き。どて煮もビニールでパックされたものを釜で湯煎して供された。

外は寒いので(訪問2月初旬)燗をつけた酒が旨い。玉子とじは良かったが「どて煮」の方はかなり濃いめの味付けで塩辛いくらいだったのでほどほどにつまんで杯を重ねる。もう酒が無くなるというタイミングで「うどんころ」をお願いした。茹で釜にうどんが投入され、水にさっとさらして完成。鉢のうどんの上には、揚げ玉、刻みネギ、刻み海苔、かまぼこ2枚、その上にすり生姜と賑やか。つゆは甘味をほとんど感じないキリッとした辛汁。手打ちだといううどんが良かった。手繰ると口当たり良く、喉越しがいい。強いコシがある訳ではないが、決してやわでもなく旨いうどんだ。今でこそ”手打ち”がある種ステータスにもなっているが、日本中が機械打ちに席巻されてしまった時代にも、ここ名古屋は手打ちが当たり前のように続いた珍しい土地だとも聞いたことがある。こんな路地にも名人が居るんだなァ。次は「そば」か「きしめん」をいただいてみよう。(勘定は¥1,350)

 

 

手打麺処 山八うどん店

愛知県名古屋市中村区大日町10-9

 

( 名古屋 なごや 栄生 さこう やまはちうどん 山八うどん やまはちうどんてん 手打ち 手打 饂飩 そば 蕎麦 きしめん 味噌煮込 )

コメント (5)
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