愛知県小牧市にある「若鯱家分家・歩々亭」へ。”若鯱家”といってもチェーン店のそれではなく、黒川の現「鯱乃家(旧・若鯱家)」の分家。その系列は廃業が続き、”若鯱家”という表記が残っている店はもうここくらいになってしまった。自分はずっと前からこの店に入ろうと何度も訪れているが、定休日を知らなかったり、臨休に当たる不運があったりしてなかなか叶わず。今回は車だったのでまず店の前を通ってみると暖簾が掛かっていてひと安心。少し離れた数台分の駐車場も運良く1台空いていたので車を滑り込ませた。暖簾をくぐって中に入るとテーブル席が5つ、小上がり席が3つという店内。座ったテーブル席から厨房は見えなかったが、主人と給仕女性の2人でやっている様子。当然こちらの名物は「カレーうどん」だが、この日も例に洩れず酷暑日だったので「冷やしカレー」を注文。”冷やし”といっても冷たいのは麺だけで、カレーは熱々がかけられるこの系列の定番。品書きでも”温かい物”の括りに記載されている。
さほどかからず「冷やしカレー」が登場。上にかかった熱々のカレーはぽってりとした粘度がある。豚肉、四角い揚げ、カマボコ、ネギが入っている。その下から麺を手繰り出す。うどんは極太といえる太さから、ちょっと平打ちっぽくなったものまで太さがまちまち。強いコシがあるうどんではないがそれがいい。しっかりとカレーと絡んで口に入るが、麺が水で締めてあるのでちょうどいい熱さ加減になっている。これで麺が普通に熱かったらこの日食べ切るのは無理(笑)。カレーはしっかりとした辛さもあるが、過ぎることはなくどんどん啜って行ける。額にじんわり汗をかいて、冷たい水が旨い。結局鉢の中のカレーはほとんど無くなった。次はカレーじゃないうどんも食べてみようっと。(勘定は¥800)
若鯱家分家 歩々亭
愛知県小牧市中央1-389
( 小牧 こまき わかしゃちやぶんけ わかしゃちや ぶぶてい ふふてい カレーうどん 手打うどん 手打ちうどん 味噌煮込み みそにこみ )