Live From The Budokan Tokyo FM,1982 / Japan (2020)
1982年12月のジャパン(Japan)来日時の武道館での公演を収録したライヴ・アルバム2枚組。FM放送用に収録されたようで以前から別タイトルで出回っていた音源(当時放送があったかどうかは不明)。もちろん音はいいが、観客の歓声(黄色い)からするとラジオ音源でよく感じる一部の音域のカットもあるかな。こちらは最近発売されたタイトルだけれど、オフィシャルなのかハーフ・オフィシャルなのか、はたまた海賊盤なのかは今ひとつ不明。最近は大手ネット・ショップでも怪しいレーベルのが普通に売られているから困ったものだ。一部の曲でゲストに矢野顕子、高橋幸宏、坂本龍一も参加している。
自分はミュージック・ライフ等の音楽誌での彼らの人気と、写真で見る容姿からかなり偏見を持っていて(笑)、美形のデビッド・シルビアン(David Sylvian)をはじめ、女子にワーキャー言われるアイドル・バンド(ま、ある意味間違ってはいないが)という事でしっかり聴いたことが無かった。「おっ」と思ったのは1981年の「Ghosts」を聴いてからだったと思う。このライヴを聴いてビックリしたのはバンドの演奏力がかなり高いこと。長兄がソロ・アルバムを持っていたのでフレットレス・ベースを操るミック・カーン(Mick Karn)のことは知っていたが、シンセを操りつつも当時のバンドにありがちな拙さは全く無く、アーティスティックでまとまり良くかっこいい。生の演奏がここまで上手く、所謂テクノ・ポップな音のバンドだとは正直知らなかった。やはり聴いていて耳に残るのは独特なフレーズを奏でる存在感抜群のミック・カーンのベース。
ネット・ショップにて購入(¥1,500)
- レーベル : Floating World
- ASIN : B08BF2PNWL
- ディスク枚数 : 2
久しぶりに聴いてみたくなりました。
>顔につられてファンクラブ
(笑)。そうでしたかー。いや、あの頃の妖艶な容姿を思い出すとそんなファンも多かったことでしょう。
>アーティスティックになってから離れ
なるほど、私とは逆のそういうパターンもあるのですね。ま、オッサンになった今頃CD買ってる自分も
どうかと思うのですが(笑)。