ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

平林 (2) @岐阜県中津川市 (※閉店)

2020年09月04日 | 岐阜県(東濃)

全国的に見ても珍しい岐阜県内のカツ丼”亜種”巡りもひと段落。この地方で、地方再生(町おこし)で創作されたものでない以前からある品で、いわゆる”かつ煮”タイプでないカツ丼の食べ歩きもかなりの数になった(→情報求ム)。沢山食べ歩いたカツ丼の中でもとりわけ印象深いカツ丼のひとつがココ、中津川市の「平林」。この日は朝から大雨で、おまけに予定していた飲食店に2軒も振られて、じゃあココと車を走らせた。店横の駐車場に車を停め、雨の中一般住宅のような(実際そうだろう)アプローチを走る。開店時間遅めなので口開けの客だったようだ。奥のテーブル席に腰掛け、鉄瓶に入ったお茶を用意してくれた女将さんに「かつ丼」をお願いした。この日後から入って来る客は持ち帰りの客ばかり。みんな鰻を買っていく様子。次は鰻も食べてみるか。

なんて考えていると「かつ丼」が完成。丼ぶりにきっちりと敷き詰められたかつは、上からとろみと照りのあるこの店独特のたれで覆われている。その上にちょこんと2つグリーンピースがのった姿もイイ。さっそく箸を入れていく。たれ(餡)の量はやや多め。醤油強めだがもちろんそれだけじゃない。カレーと言う人もいるスパイス感ある何とも評し難い味(自分は”クミン”じゃないかと想像)。みっちりとした食感の薄衣のかつとご飯を、漬物2種と、かつの下に控えめに添えられた紅生姜を間に挟みながらガツガツと一気呵成にやっつけていく。相変わらず旨い。食べて満足しても、しばらくするとまた「平林のかつ丼ってどんな味だったっけ…」とまた食べたくなる不思議な中毒性(笑)。こちらには「海老丼」や前述の「うなぎ丼」もあるのだが、果たしてそれらに辿り着くことが出来るのか…。(勘定は¥880)

以前の記事はこちら

※残念ながら令和2年11月30日を以って閉店されました

 

 

とんかつの平林

岐阜県中津川市太田町3-6-36

 

( 中津川 なかつがわ ひらばやし 平林とんかつ店 とんかつ平林 とんかつの店平林 カツ丼 かつどん 亜種 中山道 宿場町 中津川宿 閉店 廃業 )


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4 コメント

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ほぼコンプリート? (まっどだいまる)
2020-09-10 17:22:20
これで岐阜のカツどんの有名どころは回ってしまったのではないでしょうか。
そういえば、、一楽はもう復活しているんですよね。行かれましたか?
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Unknown (ハリー)
2020-09-10 18:43:08
まっどだいまるさん、こんにちは。

>有名どころは回ってしまった

あとは隠れた逸材を掘り起こすのみ(笑)。

>一楽

以前に前を通ったらかなり”密”な状況でしたので見送りました。
未来ある店は後回しでも大丈夫ですよね。
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Unknown (大杉カツ丼)
2020-11-30 10:03:35
平林、今月末(今日?)で閉店だそうです。店主高齢の為。
残念ですが、お疲れ様でした、ですね。
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Unknown (ハリー)
2020-11-30 11:55:14
大杉カツ丼さん、こんにちは。

>閉店

えーっ!!

大ショック…。しかも今月末か…。もうあの唯一無二のかつ丼が食べられなくなるんですね。
仕方がないこととはいえ残念。貴重な情報ありがとうございました。
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