南区の東海通沿いにある「餅文総本店」へ。創業は万治2年 (1659年) というとてつもない歴史がある店。元は餅屋文蔵という人が錦三(きんさん)辺りで創業したのだとか。堀田方面から自転車で来てみたが、この辺りに土地勘が全く無いので遠く感じる。店は大きな建物でピンク色の暖簾が掛かっていた。店内は大きなガラスショーケースに沢山の種類の菓子が並べられているが、こちらで有名なのはもちろん「ういろ」。ういろだけでも色々な種類と味があり、数えきれないほど。あまり大きなのを買うと食べ切れないので「献上ういろ・黒」と季節限定の「さくらさくら」というののハーフ・サイズを購入した。袋に入れてもらい持ち帰る。「(コロナ禍で)お茶も出せませんで。」と小さな「桜餅ういろ」をおまけで付けてくれた。
「献上ういろ」は最高級の米粉を使用しているとのこと(ただこの上にまだ”極上”というランク有り)。箱とビニール袋から出して、適当な大きさにカットしていただく。生地は透明感がありプルプルとした弾力がある。口にいれてみるともちもちとした食感で、ほのかに黒糖の風味が口に残る。なるほど旨い。「さくらさくら」は春限定の味。表面には桜の葉が施してある。「献上ういろ」と比べると軟らかく、口に入れるとねっとりとした食感。塩漬けの桜葉の風味が鼻腔に残って、これもいい感じ。若い頃は全然旨いと思わなかった「ういろ(ういろう)」も自分で抹茶を淹れたりするようになってからだんだん好きになってきた。(勘定は¥1,080)
愛知県名古屋市南区豊2-36-24
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