久しぶりに晴れたある休日、バイクのご機嫌を伺うために156号線を北上。どこへ行くというあては何も無かったが、昼近くに郡上八幡辺りに到達したので市内の繁華な地域に進入。ここは風光明媚な町でバイクに乗ってやって来る観光客も多いのにも関わらずバイクを停められる場所があまり無く、一般車の駐車場もバイク禁止になっていたりするのが痛い。駐車場のあるところ…とウロウロしていて思い出したのは特徴ある”郡上焼きそば”で有名な「かたぎり」。店は旧役所などがある場所から少し離れた路地にある。たしかこの店は以前日曜休日だったはずだけれど、ネット地図を眺めていたら最近は日曜に営業しているのに気が付いて機会があればと狙っていた。市内では「マルミツ」「まるみつ」「キャベツ畑」で郡上焼きそばを食べたが、こちらの店は早くから知っていたものの、やっと初めての訪問になる。バイクを少し離れた駐車場に停めて歩いて店に着いた。営業開始時間は過ぎているはずだが暖簾は掛かれどまだ”準備中”の札が置いてある。中を覗くともう先客が座っていて主人が炒める姿も見えたので入ってみた。普通に「いらっしゃいませ。」と言われたのでカウンター席の端に腰掛ける。お願いしたのは「焼きそば・肉玉子入り」。玉子は”目玉焼き”と”まぜ玉子”が選べるようになっていたので「まぜ玉子」でお願いしてみた。
主人は1人で調理や接客もしていて、調理している間にもひっきりなしに電話がかかってくる。手一杯という感じ(だから準備中の札を替えるヒマもないのだろう)。「んー、まだアルバイトの人が来なくてー」なんて答えている。後客も続々。豚バラ肉をヘラでカットして炒め、最後には急須に入っているサラッとしたソースを回しかけ仕上げている。丸い平皿に盛られた「焼きそば」は、上から青海苔がかけられ、脇には刻み紅生姜。細麺で基本の具材はキャベツのみ。「まぜ玉子」がどんなのか興味があったので頼んだのだが、ただ普通に炒められているだけで、麺の間からポロポロと姿を現す程度。追いソースもしたようなので濃いめのソース味。「郡上焼きそば」といえばしっかりと焼かれてパリパリになった細麺が特徴。全部がパリパリになっている訳ではないが、咀嚼していると顎が疲れるほど。モソモソして喉にもつっかえそうになり、咽る。これ、何度も食べているわりには特に自分の好物という訳ではなかったりする(苦笑)。水で流しながら綺麗に平らげた。次はお好み焼きも食べてみよう。この後そのまま観光もせず、すぐにバイクで帰路に着いたので「焼きそば」を一皿食べるだけに一体何十km移動したんだろう(笑)。(勘定は¥500)
焼そば・お好み焼 かたぎり
岐阜県郡上市八幡町島谷159
( 郡上 ぐじょう 郡上八幡 ぐじょうはちまん 焼きそば 焼そば 郡上やきそば パリパリ焼そば 片桐 )
地元ソウルフード店です、最近は市外ののかたが多くてうかがえてませんが若い頃は会社帰りに寄ってビールにバリバリ焼きそば、高校生のころは学生焼きそばをいただいてました。
郡上八幡のソウルフード店です。
たぶん創業は軽く50年超えでしょう。
麵だけでもテイクアウトできたはずですよ。
地元でいらっしゃいましたか。
>学生焼きそば
名前からいくときっと安かったんでしょうねー(笑)。どんな焼きそばだったんだろう。
「まるみつ」が復活したなんていう話もありますね。またパリパリ焼きそばが話題に
なりそうです。