軽い断食の後、腹を空かせて立ち寄ったのは名東区にある喫茶店「亀」。メディアにも頻繁に登場する有名店だ。創業は昭和50年(1975)。喫茶店なのに”めし”と書かれた看板が力強い(笑)。駐車場に車を停め店内へ。店内は席数も多く常連と思われる男性客が何人も。10時過ぎと昼食には少し早い時間だったが、何しろ腹が減っていたので給仕の女性に「食事は出来ますか?」と尋ねると「揚げ物でなかったら大丈夫ですよ。」との返事。こちらの名物”どて”が食べたかったので願ったり叶ったり。お願いしたのはそのうちの1品「どてスパゲッティ」。すぐに箸と紙ナプキン巻のフォークが準備された。調理は奥で別の人がやっているよう。コロナ禍のせいで開け放してある扉から入る寒風でやや寒い店内で出来上がりを待った。
さほど待つことなく「どてスパゲッティ」が運ばれた。熱々の鉄板に盛られて、玉子液が流し込まれている、いわゆる玉子敷きタイプ。豆味噌でしっかりと煮込まれて真っ黒などての上に刻みネギが散らされている。さっそくフォークを入れていく。熱々のところをクルクルっと巻いてパクッ。毎度のことながら「あふっ(熱っ)」と呻きながら食べる”どてスパ”。どて煮には大根とこんにゃくが入っていて、牛すじ肉がたっぷり。特有の歯応えもあるし、この上の部分だけで最高の酒のつまみ(もちろん単品もある)。どては店によって色の割に濃い味、薄い味があるが、こちらはしっかりとコクが強いタイプ。その味と玉子が絡まって何とも旨い。食べる度に鉄板からこぼれたり、服に跳ねたりと悪戦苦闘しながら一気に食べた。1日半ぶりの食事としては刺激が強いが旨かった。勘定してもらうとクジを引かせてくれるのも微笑ましい(→外れだったので飴玉をひとついただいた)。次は創業当時からの名物という「ブタ生姜焼き肉定食」か、チャーハンとハンバーグという「スペシャルセット」か、はたまた「久留米中華そば」(←なぜ久留米?)か。ポテトコロッケと生玉子という謎の組み合わせの「亀定食」というのもある…。迷うなァ。(勘定は¥700)
喫茶・食事 亀
愛知県名古屋市名東区名東本通5-13
※令和6年5月末を以って閉店されました
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