ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Beck, Bogert & Appice / Beck, Bogert & Appice

2022年05月01日 | クラシック・ロック

Beck, Bogert & Appice / Beck, Bogert & Appice (1973)

1973年に発売されたジェフ・ベック(Jeff Beck)、ティム・ボガート(Tim Bogert)、カーマイン・アピス(Carmine Appice)による3ピースバンド、ベック・ボガート&アピス(Beck, Bogert & Appice, 以下BBA)の唯一のスタジオ・アルバム。そもそもベックを聴き始めたのも遅かったので、このバンドのアルバムを聴いたのも初めて。とはいいつつもシングル曲やコンピ盤に収録されていた曲は聴いていた。ボガートとアピスはヴァニラ・ファッジ(Vanilla Fudge)、カクタス(Cactus)の元メンバー。自分はヴァニラ・ファッジのアルバム「Vanilla Fudge」(ジャケ下)はアナログで所有している。

ただ、若い頃に多分”ロックの名盤”かなんかの本で見て購入したのだとは思うが、正直自分の(当時の)好みとは相容れず、あまりしっかり聴き込まなかった。BBAの曲でよく聴いたのは「Superstition」。スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)作曲で、ジェフに対して提供された曲。本当はBBAが先にリリースする予定だったそうだが、アルバムの完成が遅れてスティーヴィー自身が先に発表してしまったもんだから揉めたとかいう話を聞いたことがある。自分もスティーヴィーのヴァージョンの方を先に聴いたナ。

当時BBAは”最強のロック・トリオ”と評されたそうで、復刻掲載された当時の日本盤のライナーにもツェッペリン(Led Zeppelin)以上なんてことが書いてある。確かにジェフのハードなスライド・ギターから始まるアルバムは、全編勢いが感じられてかっこいい。3ピース・バンドというとどうしたって時代的に解散したクリーム(Cream)と比較されたと思うが、聴いているとやはり影響を感じずにはいられないヴォーカルの入れ方やミックスの仕方が伺える。ま、このアルバムはもちろんベック先生のギターありきではあるが、ちょっと昔のヴァニラ・ファッジのアルバムも聴き直してみようかな。

ネットオークションにて購入(¥450)

  • Label ‏ : ‎ エピックレコードジャパン
  • ASIN ‏ : ‎ B00005G3U5
  • Disc: ‎ 1

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