Bong (EP) / New Fast Automatic Daffodils (1992)
80年代の後半からイギリスのマンチェスターを中心とするムーヴメント、いわゆる”Madchester”がロック界を席巻したことがあった。代表的なバンドはストーン・ローゼズ(The Stone Roses)、ハッピー・マンデーズ(Happy Mondays)らだが、それらマンチェスター出身の(あるいはマンチェスターで活動した)バンドのピール・セッション(Peel Session)をまとめたCDを愛聴していたことがあった(ジャケ下左)。その中で一等気になったバンドがこのニュー・ファスト・オートマティック・ダフォディルズ(New Fast Automatic Daffodils、以下NFAD)。
ヒットしたバンドではなかったので知名度は低いが、彼らのメジャー発売のファースト「Pigeonhole」(ジャケ上右)は今でも大好きなアルバムだし、当時のアルバム群の中ではなかなかの傑作だと思う。この5曲入りEPは1992年に発売されたセカンド「Body Exit Mind」からカットされた物で、アルバムからの表題曲を含む2曲にアルバム未収録の3曲が加えられている。
ハードでエモーショナルなギターに、ラテンとまでは言わないがかなり目立つパーカッション、クールなヴォーカルというこのバンドの基本線はそのままに、浮遊するようなドリーミーな雰囲気が独特。これでも少し市場を意識したような感じもなくはないが、ま、ヒットしないのは当然か。でも好きなんだよなァ。彼らが当時どんなライヴ活動をしていたのか聴いてみたかった(→何しろ情報が少ない)。
オークションにて購入(¥322)
- Label : Elektra / Wea
- ASIN : B000000WZD
- Disc : 1
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