ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

あずき最中総本家 @名古屋市西区・浄心

2021年02月18日 | 名古屋(中村区・西区)

浄心駅の北、幹線道路から一本入った所にある和菓子の「あずき最中総本家」へ。以前から店の名前は聞いたことがあったが、最中好きなものだからつい足を運んでしまった。外壁には「カネカ製菓株式会社」とあったから卸売とかをしている製造会社の店舗だろうか。店前に自転車を停めて中へ。店内のガラスショーケースの中には沢山の生菓子が並び、他に洋菓子なども置いてある。奥は作業場になっているようで、何人もの人が白衣を着て製造作業中。肝心の最中がすぐに見つからなかったのだが、レジ横にたっぷりと用意してあった。HPに載っていた四角いものは見当たらなかったので通常の「あずき最中」と「どらもっち」「巻もち」という生菓子を購入してみた。

包装に”浄心名物もなか”と入った「あずき最中」は丸く菊の花の最中種(皮)。あんこは最中種が塞がっていないほどたっぷりと詰められている。最中種が意外と脆く薄い感じ。少し時間が経ってしっとりした最中もいいものだ。「どらもっち」は、くるりと巻いたどら焼きの皮にあんこと餅が挟んである。餅は角柱で硬そうに見えたが、口にしてみるとしっとり軟らかで旨い。「巻もち」は羽二重餅の中につぶ餡が入っていて、こちらもくるりと長細い形に巻いてある。皮は2種あって自分が買ったのはよもぎの方なので緑色。手に取ると崩れそうなくらい軟らかく、旨い。店頭でも餅菓子が充実していたのでまた寄ってみようっと。(勘定は¥500程)

あずき最中総本家 (カネカ製菓有限会社)

愛知県名古屋市西区上名古屋3-17-13

 

( 名古屋 なごや あずきもなか総本家 和菓子 餅菓子 もち菓子 洋菓子 あずきもなか 鬼まんじゅう 浄心名物もなか )

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Idle Wild South (Deluxe Edition) / The Allman Brothers Band

2021年02月17日 | クラシック・ロック

Idle Wild South (Deluxe Edition) / The Allman Brothers Band (2015)

最近になってしっかりと聴くようになったオールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)。今回購入したのはまだデュアン(デュエイン)・オールマン(Duane Allman)在籍時、1970年のセカンド・アルバム「Idle Wild South」のデラックス盤。45周年だか何かで何種類かの形態で発売されたようで、こちらはデジパック2枚組。オリジナル・アルバムに3曲のボーナス・トラック、それに1990年に「Live At Ludlow Garage 1970」(ジャケ写真下)として発売されたライヴ・アルバムが丸々付け加えられている。オールマン・ブラザーズ・バンドってどれもアルバム・ジャケットが地味で印象に残り辛いのだが、こちらはその中でも地味過ぎる代物。果たしてちゃんと売る気があったのか(笑)。

ただし中身はなかなか充実していて素晴らしい。プロデューサーはかねてからの知己、トム・ダウド(Tom Dowd)。南部のロック、ソウルを語るには欠かすことの出来ない名プロデューサーだ。アルバムは30分程度の長さだが、いきなりジャムっぽい「Revival」から始まり、ライヴでもお馴染みの曲や名曲「Hoochie Cooche Man」のカヴァーなどが並んでいる。ヴォーカルがメインではないので物凄く馴染み易いヒット曲っていうのは無いのだが、それはブルーズを起点とした彼らの特徴でもある。ただし地味ゆえにやはり当時も大ヒットとはいかなかったらしい。1年間に300回以上もライヴを行って地道に売り上げを伸ばしていき、次作のライヴ・アルバム「At Fillmore East」でやっと商業的にも成功したのだとか。

デラックス盤の彼らの真骨頂でもあるライヴの方は文句のない素晴らしい出来。臨場感を感じさせる歓声などはかなりオフ気味だが、2トラックで録音されたとは思えないダブル・ドラムならではの複雑な鳴りのドラムをバックに、デュアン・オールマンの繊細なタッチと澄んだ音色のギターが鳴り響く。自分は若い頃こういった10分、20分と続くジャムっぽい演奏主体のバンドのアルバムは一部の大好きなアーティストを除いてあまり得意ではなかったが、歳をとってそういった流れに身を委ねるような聴き方も出来るようになった。オールマン・ブラザーズも昔から持っているわりには長いことしっかり聴いていなかったが、最近はプレイヤーに入れる機会も多い。

オークションにて購入(¥510)

  • Label : Mercury
  • ASIN : B0157FDVPI
  • Disc : 2
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蓮 @岐阜県岐阜市

2021年02月16日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の北西の外れ、中という所にあるお好み焼きの店「蓮」へ。近くにスーパーやドラッグストアはあるものの、店は田んぼの中にある住宅街の中にあり、店の看板らしきものも無いので、この近辺に詳しくないと分からないかも。唯一回転灯が回っていて営業している店があることが分かった(←東海地方では店舗の営業中を知らせるために回転灯が設置してある店が多いのです)。ガラス引き戸を開けると、中ではおばちゃん2人が忙しく焼き作業中。品書きには「お好み焼き」の他、「焼きそば」や「たい焼き」、そして曜日によっては「たこ焼」もあるようだ。手前に並んだ発泡スチロールの蓋付き容器の中にに調理した商品をストックしている様子。こんな場所でも人気があるようで、その量からすると結構沢山の客が買いに訪れるようだ。「お好み焼・肉玉入」をお願いすると、容器の中から透明パックに入ったものを取り出して渡してくれる。「箸つける?」と訊かれたので車ですぐ食べるためにお願いした。

移動して広い場所に車を停めて透明パックを開けた。焼き方は重ね焼きで、半分折りの状態でパックに詰められている。車の中は旨そうなソースの匂いで充満。しっかりとした厚みの「お好み焼」を箸でとろみのついたソースと一緒に頬張ると、まだ熱々。キャベツとねぎがたっぷりと入っていてヴォリュームがある。玉子はほぼ目玉焼きの状態。豚肉片もしっかりと入っていて、旨い。ペロリと平らげた。もっと食べたいナと、店に戻って「焼きそば」でも追加しようと一瞬思ったが自重。次の機会にすることに。(勘定は¥300)

 

お好み焼き 蓮

岐阜県岐阜市中2

 

( 岐阜 ぎふ れん おこのみやき やきそば たこやき たいやき お好み焼 焼そば たこ焼 たい焼 持ち帰り テイクアウト )

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ニューなかむら @名古屋市中村区・黄金

2021年02月15日 | 名古屋(中村区・西区)

以前から気になっていた名古屋高速の走る細江通沿いの古いテナントに入る洋食屋「キッチン・ニューなかむら」へ。店の前の狭い歩道に自転車を停める。店頭には食品サンプルケースもあるが、すでに写真に置き換わっていた。店に入ると先客が1名。店内はちょっとモダンで洒落た意匠。アーチ状の梁が見え放しになっていてペンダント・ライトがぶら下がっている。カウンター席の他にテーブル席が3つ。上品な奥さまが給仕、主人は奥の調理場に居るようだ。表の看板通り、ステーキやハンバーグがラインナップしているが、オムライスやカレー、スパゲティーなどもある。ランチ・メニューがあるようで、ちょうど昼時だったのでホワイト・ボードに手書きされたメニューの中から「Sランチ」というのを選んでみた。「Aランチ」はグリルチキン、「Bランチ」はハンバーグに置き換わるようだ。スープか赤出汁を選べるようだったのでスープをお願いする。

まずはスープから先に供される。洒落たコーヒー・カップとソーサーで出されるのが面白い。クルトン入りのマイルドなコーンクリームスープ。こういうの久々に飲んだナ。旨い。しばらくして平皿のライスと共に「Sランチ」が登場。同時にワイングラスで熱々のお茶も用意された(笑)。さっそく箸でいただいていく。「Sランチ」はポークソテー、海老フライ、魚フライが一緒になった賑やかなもの。ポークソテーにはデミグラス・ソースがかかっている。細くカットされた豚肉は脂身もあるロース肉。デミソースは口当たりがマイルドで旨い。海老フライはやや小さめ。マヨネーズとカットしたレモンが添えられている。魚フライは味からするとタラかな。付け合わせはレタス、千切りキャベツ、トマト、ポテサラ。それらを挟みながらご飯がどんどん進む。なんと食後にはコーヒーも付いて言うことなし。自分の家の近くには歩いて行ける範囲に洋食屋が無いが、こういう店が近くにあったら軽くビールやワインを呑みたい時には天国になるのになァ。次は呑める時に来て、”口取”の中から「アスパラ(ホワイト)」「メンチカツ」「カツサンド」か何かをいただいて、締めには…。(勘定は¥890)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 整然と建物が並ぶ太閤通の南側の住宅街。古いアパートや借家もまだ残っているが、こんな風に連なった平屋住宅をよく見かける(建築詳細不明)。もちろん世帯は3つ(多分)。こういうのもいわゆる”文化住宅”と呼んでいいのかは知らないが、大抵どの建物も大屋根は共通で、玄関横の間の部屋の屋根は洋風で隅切りになっていることが多い。こちらも瓦屋根の色は3種類。後から改変されているので往時の様子は分かり辛いが、なかなかモダンな感じじゃなかったろうか。

 

 


 

キッチン ニューなかむら

愛知県名古屋市中村区畑江通4-14

 

( 名古屋 なごや 黄金 こがね 烏森 からすもり ニューナカムラ キッチンなかむら 洋食 ステーキ ハンバーグ ランチ 近代建築 文化住宅 )

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末廣 @岐阜県可児市 (2)

2021年02月14日 | 岐阜県(中濃)

一度買って帰ってとても気に入った岐阜県可児市のホルモン屋「末廣」。この日は少し多めに調達しようとわざわざ遠くまで車を走らせた。店の横に車を停めて中へ。冷蔵ケースの中を覗いて「焼肉・しょゆ味」〔ママ〕を2つ、「ホルモン」を2つ、「こぶくろ」「心臓味付」「レバー」をそれぞれ1つづつお願いした。「こぶくろ」と「レバー」は味付けするかどうか訊かれたのでお願いすると、その場で計量し、たれをまぶしてビニール袋に入れてくれる。脇に置いてある野菜類の中から「もやし」もいくつかお願いすると「サンチュ」をおまけしてくれた。しっかりクーラーボックスを持参していたので全部入れて後部座席に。それでも車の中はニンニクと醤油の旨そうな匂いで充満。

家に帰って卓上コンロ用の専用プレートを使って調理。もちろん一度には食べ切れないので小分けにしてプレートにのせる。「焼肉」は味付きの豚肉。厚みはあまり無くしっかりと醤油味が滲みている。ま、これは主に豚児のご飯消費用。色々な部位の混ざった「ホルモン」は相変わらずの鮮度と旨さ。でもこの日は玉ねぎを使わなかったからか少し甘味が足りなかったかな。「こぶくろ」「心臓」「レバー」はプリッとしていてどれも間違いのない旨さ。ビールやチューハイがどんどん胃袋に落ちていく。嫁に「よくそんなに呑めるねェ。」と呆れられてしまった。確かに水や炭酸ジュースを1.5リットル続けて飲めって言われても絶対無理だが、酒類なら入っていく不思議(苦笑)。次は「みそ味」のものや「豚足」も買ってみようかな。(勘定は¥5,000程)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3

ホルモン・焼肉 末廣 

岐阜県可児市兼山1211-4

 

( 可児 かに 兼山 かねやま 末広 すえひろ 末廣ホルモン 焼肉 持ち帰り テイクアウト もつ どて とんちゃん 豚ホルモン )

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Sheik Yerbouti / Frank Zappa

2021年02月13日 | クラシック・ロック

Sheik Yerbouti / Frank Zappa (1979)

フランク・ザッパ(Frank Zappa)が自身のレーベルを立ち上げて作った1979年のアルバム「Sheik Yerbouti」。当時は2枚組で発売された。数多ある彼のオリジナル・アルバムの中では最も商業的成功を収めたアルバムのひとつだという。アラブ人風の”クーフィーヤ”を頭に巻いたザッパのジャケ写真で、アルバム・タイトルもいかにもあちら風だが、彼お得意の言葉遊びで当時ヒットしたKC & The Sunshine Bandの「Shake Your Booty」をもじっただけなのだとか。自分は特にザッパにハマっている訳ではないが、時々思い直したように彼特有の音の洪水にまみれたくなる時があり、エイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)も参加していたこの時期のアルバムを購入してみた。

聴いてみるとやはりいつものように自分の英語力の無さを痛感してしまう。歌詞カードが無いのでよく分からないが、彼の特徴でもある”風刺””ユーモア”といったところが全く理解出来ない。つまり彼の音楽の重要な部分がほとんど理解出来ていないのと同じ…。収録曲の中には過激で放送禁止になった曲や、当時の世相をパロディにしたものが多いが、上っ面だけしか理解できないのが辛い。外国人アーティストの場合、そういった感性や語学力を必要とせずに楽しめるバンドも多いが、ザッパだけはなァ…。演奏はライヴ音源を使用したのも多いらしいので超絶テクの演奏を楽しむことは出来る。音楽的には(他のアルバムと比べて)聴き易いし、編集盤とかでもお馴染みの「Dancin' Fool」なんかは分かり易い。ボブ・ディラン(Bob Dylan)のパロディーが最高。この時期のヘンな抑揚のあるディランの歌い方そっくりに真似しているのはエイドリアン・ブリューだとか。そういえばザッパとディランって接点が全く見えないけれど、双方の長いキャリアがあっても何も無かったんだろうか。

amazonにて購入(¥469)

  • Label : Rykodisc
  • ASIN : B00000E7MX
  • Disc : 1
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近江屋 @岐阜県各務原市

2021年02月12日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県各務原市の「各務原市文化会館」近くの住宅街にある食堂「近江屋」へ。「各務原市文化会館」(現在は”プリニーの文化会館”と呼んでいるようだ…←ネーミングライツらしい)といえば小学生の頃、サザンオールスターズのコンサートを観にわざわざ来た覚えがあるナ(笑)。住宅街の中にあり、幹線道路から離れているので店の存在を知ったのはまだ最近。店前の駐車場(通りを挟んだ所にも有り)に車を入れて暖簾をくぐる。店内は土間にテーブルが4つと小上がり席が2つ。年季が入っているがしっかりと綺麗に整えられている。年配の夫婦でやっていらっしゃるようだ。壁に川柳がいっぱい貼ってあるのは主人の趣味だろうか。黒板には呑みの一品物も書かれているので近くに住む方達にとって便利な店だろう。麺類、フライ物など色々あるが、結局好物の「カツ丼」を注文(←こればっかり)。

常連客が入ってきたころ「カツ丼」が登場。冷奴と味噌汁、そしてたくあんが付いている。丼の真ん中にカツ、その周りを玉ねぎ入りの玉子とじが囲んでいるちょっと珍しい配置。そういう手もあったか。上から刻み海苔がかかっている。かなりつゆが多く、丼の底に溜まるほど。味付けはあっさりとしている。カツを頬張ってから、つゆをたっぷり吸ったご飯を掻き込む。しゃきしゃきとした食感の残る玉ねぎがいい感じ。途中ですする味噌汁が白味噌なのがこの辺りでは珍しいナ。次は内容は分からないが休日のみという「休日定食」をいただいてみようっと。(勘定は¥730)

 

御食事処 近江屋

岐阜県各務原市蘇原中央町3-41

 

( 各務原 かかみがはら かがみはら そはら おうみや 麺類食堂 大衆食堂 仕出し かつ丼 うどん )

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両嶋屋是秋 @名古屋市中村区・稲葉地 (※閉店)

2021年02月11日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

前から気になっていた稲葉地にある和菓子屋「両嶋屋是秋」へ。素っ気ない店構えで、暖簾も出ていないので覗いてみないと和菓子屋かどうかも分かり辛い。ただ看板には”両口屋分店”とあるので名古屋の人なら誰でも和菓子屋だとすぐ分かる。もちろん名古屋屈指の老舗「両口屋是清」の分店だろう。話によると大正13年(1924)に創業して現在3代目だとか。確かに店の壁に掛かる額縁の中には大正時代の年号が入ったものもある。戦前は堀川に架かる景雲橋近くに店があったのだとか。店に入るとガラスケースの中には上生菓子が5種類並んでいるのみ。それ以外は全く何も無し。それも2種類の値段が書いてあるだけで菓子の名前も書かれていない。潔し。茶道の盛んな名古屋ではこちらの菓子が茶席に用いられる事も多いのだとか。奥から出ていらした女将さんに菓子を説明してもらい、3種類「みちしわ」「つくしの」「うぐいすもち」をお願いした。

家に持ち帰り、嫁は煎茶を、自分は抹茶を点てて一緒にいただく。「みちしわ」は薄茶色の皮がひび割れていて、中から緑色に仕立てた白餡が覗く饅頭菓子。土から緑が芽生える早春を表現しているのだとか。優しい甘さ。和菓子にはこうやって菓子で少し先んじて季節の訪れを伝える素敵な一面がある。「つくしの」も鮮やかな緑色をした平べったい菓子。表面につくしの絵が焼かれていて中はつぶ餡。粉吹いた「うぐいすもち」はほんのりと緑色をした軟らかい餅の中にこし餡。どれも味として奇を衒ったところは無く、ごくシンプル。故にあんこの出来が肝要だ。文句なしに旨い。自分の素人抹茶もこの日はいつになく上手く点てられたので余計に美味しく感じられた。また少し経ったら季節を先取りしに寄ってみよう。(勘定は¥150/個)

 


 

↓ 中村区中町にある「徳宝荘」(建築詳細不明)。なかなか洒落た外観のアパートメント(というか”下宿”か)。1階は奥まで土間が続き両脇にいくつも部屋がならんでいるので、2階も手前に階段があって同じ構造だろう。そう古くはないかもしれないが、デザインが垢抜けていて脇のシュロの木もいい感じ。戸が開いているから今でも住人が居るのだろう。ちょっと入ってみたい。

 

 

 


 

 

両口屋分店 両嶋屋是秋

愛知県名古屋市中村区稲葉地本通1-25

※店主の体調不良により令和4年9月13日を以って閉店されました

 

( 名古屋 なごや りょうじまやこれあき 両嶋屋菓子舗 両口屋 両口屋是清 老舗 和菓子 御菓子司 生菓子 上生菓子 ねりきり 閉店 廃業 )

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香月 @岐阜県美濃加茂市

2021年02月10日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県美濃加茂市にかつてあった古い食堂。残念ながらその店「丸徳」は惜しまれながら閉店してしまったが、そちらでいただいたような特徴的なかつ丼を出す店があるらしいと知って尋ねてみた。店の名前は「香月」。店はかつて「丸徳」があった場所からすぐ近くで1ブロックしか離れていない(驚いた)。道を挟んだ駐車場に車を停め暖簾をくぐる。店に入るとテーブル席が1つ、左側に小上がり席が3つ並んでいる。昼過ぎの遅めの時間だったが、小上がりの奥で店主と女性(ご夫婦?)が昼食を摂っていたらしく、慌てて立ち上がってお茶を出してくれた。品書きは無く、ランチの品は立て掛けられたホワイトボードに書いてある10種類ほどのようだ。目当ての「かつ丼」をお願いする。それ以外は「みそかつ」「からあげ」「生姜焼き」「塩サバ」「天丼」など。奥の調理場に主人が入り調理が始まった。

しばらくして盆にのった「かつ丼」がうずら卵を落とした味噌汁と漬物と共に供される。「かつ丼」はまさしく「丸徳」タイプ。「丸徳」のようにつゆに溶いたとろとろのとじ玉子がたっぷりと丼ぶりを覆っている「とじ玉子のせ」タイプ。かつは一面にのっているが、それがほとんど見えないくらいの量。早速たっぷり玉子をまとったかつを1切れ持ち上げいただいていく。つゆはやや甘めの味付け。旨い。とじ玉子はゆるく、すぐ下のご飯にまで侵食してくる。いわゆる片栗粉でとろみをつけた瑞浪の「加登屋食堂」の”餡”のような感じでもなく、もちろん箸ではすくえないので最初のうちは飲むように口に入ってくる。だんだん玉子の量が減り、かつの衣をふやけさせ、食感が変わってくるのもミソ。時間が経ってしまっているので「丸徳」と同じかどうか比較は出来ないが、少し一味唐辛子を振りかけたりしていただいた。以前からこのタイプだったのか、それとも「丸徳」以後なのか。次もまた「かつ丼」を頼んじゃうかナ。

自分はこの地方に点在する「カツ丼」の”亜種”(特に岐阜県東濃地方は独特)をたくさん食べ歩いたが、一旦絶滅してしまったかと思われた特徴あるカツ丼がひっそりと残っていたことに感激(しかもすぐ近くで)。同じ美濃加茂市のとある店が件の「丸徳」のかつ丼を復活させたという話もあるので、そちらも行ってみないと。(勘定は¥700)

閉店した「丸徳」(美濃加茂市)の記事はこちら

 


 

↓ 以前にも訪れた「ぎふ清流里山公園」(旧・日本昭和村)内にある建物「双六学校(旧・上宝村立双六小学校)」(昭和6年・1931・建造、移設)

 

 

 


 

お食事 香月

岐阜県美濃加茂市太田町4351

 

( 美濃加茂 みのかも かげつ 大衆食堂 食堂 ラーメン 玉かつ丼 まるとく たくあん 亜種 かつ丼亜種 近代建築 日本昭和村 )

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Kerouac: Kicks Joy Darkness / Various Artists

2021年02月09日 | ポップス・オールディーズ

Kerouac: Kicks Joy Darkness / Various Artists (1997)

ビート・ジェネレーションの作家、ジャック・ケルアック(Jack Kerouac)の詩を様々なアーティストが音楽をバックに朗読したちょっと変わったトリビュート・アルバム。ケルアックは1969年に47歳で亡くなるまで、アメリカの代表的なビート作家として、各方面に影響を残した人物。特に1957年の代表作「路上(On The Road)」は、色々なアーティストのインタビューや記事にその名前が登場していたので馴染みが深い(読んだことはないけれど)。もちろん米語の詩の世界なんて全然分からないし(→日本語でもどうだか)、そちら方面に強い興味がある訳ではないけれど、参加しているアーティストの顔ぶれを見たら一度くらいは聴いてみたくなる。という訳で、参加アーティストは以下の通り。

01 Kerouac (Morphine)
02 Bowery Blues (Lydia Lunch)
03 My Gang (Michael Stipe) 
04 Dream: "Us Kids Swim off a Gray Pier..." (Steven Tyler) 
05 Letter to William S. Burroughs & Ode to Jack Hunter S. Thompson (Hunter S. Thompson) 
06 Skid Row Wine (Maggie Estep, The Spitters)
07 America's New Trinity of Love: Dean, Brando, Presley (Richard Lewis) 
08 Dream: "On a Sunny Afternoon..." (Lawrence Ferlinghetti & Helium)
09 MacDougal Street Blues (Jack Kerouac, Joe Strummer)
10 The Brooklyn Bridge Blues (Choruses 1-9) (Allen Ginsberg)
11 Hymn (Eddie Vedder, Campbell 2000, Sadie 7)
12 Old Western Movies (William S. Burroughs, Tomandandy) 
13 Silly Goofball Poems (Juliana Hatfield)
14 The Moon (John Cale)
15 Madroad Driving (Johnny Depp, Come) 
16 Have You Ever Seen Anyone Like Cody Pomeray? (Robert Hunter)
17 Letter to John Clellon Holmes (Lee Ranaldo, Dana Colley)
18 Pome on Doctor Sax (Anna Domino)
19 Mexico Rooftop (Robert Buck, Danny Chauvin)
20 The Last Hotel (Patti Smith, Thurston Moore, Lenny Kaye)
21 Running Through-Chinese Poem Song (Warren Zevon, Michael Wolff) 

なんだこの凄い面子。世代は様々だが、キラ星の如く素敵なアーティストがこぞって参加している。ロック界だけでも「No New York」のリンダ・ランチ、REMのマイケル・スタイプ、エアロ(Aerosmith)のスティーヴン・タイラー、クラッシュ(The Clash)のジョー・ストラマー、パール・ジャム(Pearl Jam)のエディー・ヴェダー、ヴェルヴェッツ(The Velvet Underground)のジョン・ケイル、パティ・スミスにレニー・ケイ、ソニック・ユース(Sonic Youth)のサーストン・ムーア、ウォーレン・ジヴォンなどなど…。それだけ彼が与えた影響が大きかったということだろう。

聴いてみるとどうか。うーん、やはりネイティヴならまだしも、素養の無い自分にはこれが何を意味し、どう捉えたらよいのかさっぱり分からない。全てがポエトリー・リーディングという訳ではなく、後ろに付けた音楽と相まってかっこいい雰囲気の曲(?)はあるにせよ、これを何度も聴くかというと…、そうはならないかな、やっぱり。

オークションにて購入(¥379)

  • Label  : Rykodisc
  • ASIN : B0000009PX
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