ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

与志屋老舗 @岐阜県岐阜市

2021年02月08日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の黒野にある和菓子屋「与志屋老舗」へ。店は旧・本願寺黒野別院横の道幅の狭いかつての商店街と思しき道沿いにある。1軒挟んだ横の駐車場に車を停め店内へ。店に入るとガラスショーケースの中に饅頭や生菓子が、土間にはあられ類も並んでいた。出てきたのはまだ若そうな男性。主人かな。こちら「志ら玉餅」というのが有名なので、それ目当てに来たのだが残念ながら並んでいない。2月からなのだそう…(訪問1月)。目に付いた「栗上用」と「梅」「ふ万十」をそれぞれお願いして紙袋に入れてもらう。

家に帰ってお茶を淹れ、嫁と一緒にいただいた。「栗上用」は普通の白い上用饅頭の皮だが中に栗の粒が入っている。餡はこし餡。こういう皮に栗が入っているのって何だか不思議な感じ。「梅」は綺麗な花の形をした練り切り。しっとりとしたところを「さるや」の黒文字を使っていただく。滑らかな舌触り。葉にくるまれた「ふ万十」はその名の通り麩饅頭。持つと手にくっついてしまうくらい軟らかい。軟らかすぎて黒文字でも上手く切り分けることが出来ない。中にはこちらも甘さ控えめなこし餡。どれも旨かった。次こそは「志ら玉餅」を。(勘定は¥600程)

この後の記事はこちら (2

 

御菓子処 与志屋老舗

岐阜県岐阜市黒野389

 

( 岐阜 ぎふ 黒野 くろの よしや 与志屋 よしやろうほ よしやしにせ 和菓子 上用饅頭 じょうよまんじゅう 薯蕷饅頭 しらたまもち しらたま餅 ねりきり まんじゅう )

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わかたけ (2) @岐阜県関市

2021年02月07日 | 岐阜県(中濃)

あるコロナ緊急事態宣言下の夜、早めに夕食を摂らないと多くの店が早仕舞いをしてしまう可能性があり、このまま仕事をしていたら食べそびれることになりそうだったので、車で近くに居た岐阜県関市の中華料理屋「わかたけ」に入ることに。車を駐車場に停めて中へ。店に入ってみると、緊急事態宣言はどこ吹く風、普通に客が何組も入っていて特に変わった所はない。強いて言えば料理をテイクアウトしていく客が何組もあったくらいか。周りの年配客は会話の時にはマスクはしていないし、奥には何かにむせたのかひどい咳を連発しているオッサンが居て、さすがに気持ちのいいものではない。

自分のように1人で外食をすることが多い者にとってはこの時短営業や酒類提供時間短縮はそもそもあまり意味のないものだが、一律の協力金とかは税金だけにちょっと待てヨと思ってしまう。売上とかに応じてやらないと”儲かってしまう”店が出てきてしまうし、何の足しにもならない規模の店もある訳だし…。毎年売上の申告はしているだろうから、取り敢えず一時金という形で配布し、後は1円だって逃さない御上得意の税金で調整すればいいと思うんだけれど。そんなに甘くないのかな。

閑話休題。テーブル席に座りメニューを眺め「オムライス」をお願いした。町の中華料理屋には「オムライス」があることがたまにあるが、好物なのでつい頼んでしまう。しばらくして「オムライス」が運ばれる。中華スープ付き。こちらの「オムライス」は薄焼き玉子を巻かずに後からのっけたタイプのよう。上から多めのケチャップがかけられている。中は中華料理屋らしく、やや油多めのチキンケチャップライス。ケチャップの銘柄は分からないが、酸味は弱めでスプーンの先につけて食べても食べ易くて旨い。時々中華スープを挟みながらパクパクッといただいて、咳オヤジから逃れるべく大急ぎで勘定してもらい、店を出た。(勘定は¥650)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

 

中華レストラン わかたけ

岐阜県関市神明町1-2-10

 

( 関 せき 若竹 わかたけ中華レストラン 中華 中国料理 ラーメン あんかけ餃子 天津飯 オムライス )

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ラク亭 (4) @名古屋市東区・筒井

2021年02月06日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

久々に東区筒井町商店街にある名古屋屈指の老舗洋食店「ラク亭」へ。創業は大正2年(1913)。建中寺側に数台分ある駐車場が埋まっていたので、空くまで少し時間を置いてから車を停め表に廻る。コロナ禍ではあるが店内は先客6組で盛況。中高年の客が多い。入口近くのテーブル席に腰を下ろし一応メニューを眺める。季節の「カキフライ」があったので心揺れたが、この日は久しぶりに「スカロップ」を食べようと決めていた。こちらの料理はライスは別なので「ハヤシライス」も注文。メニューの裏に昔のメニュー(写真下)が載っていた。少し暗めの蛍光灯照明の雰囲気の下、これを見て往時に思いを馳せているだけで楽しいので書き起こさせてもらった(一部を除いてほぼ表記のまま)。


献立

<スープ之部>

コンソメー 15
ポタージユ 15

<魚貝類之部>

ハマグリフライ 15
フイツシユフライ 20
カキフライ 20
エビフライ 時價

<玉子之部>

オムレツ 15
フライエツグス 15
ボイルドエツグス 15
チキンオムレツ 25
ハムエツグス 25
メンチエツグス 25
チキンエツグス 30

<牛豚肉之部>

ポークカツレツ 15
ビフカツレツ 15
コロツケ 15
メンチカツレツ 15
ビフステーキ 20
ポークソテー 20
シチユードビフ 20
メンチボール 20
ハンバクステキ 20
チキンチヤツプ 25
チキンカツレツ 25
スカロツプ 25

<米飯類之部>

御飯 05
ハヤシライス 15
カレイライス 15
チキンライス 20
ビフライス 20
チキンカレー 25
ハムライス 25
オムライス 30

<コールドミート・野菜類之部>

ポテトフライ 15
トマトサラダ 20
ハムサラダ 25
アスパラガス 25
ヤサイサラダ 25
フルーツサラダ 25
チキンサラダ 30
エビサラダ 時價

<パン及菓子之部>

バタトースト 10
ジヤムトースト 15
フレンチトースト 15
ケーキ 10
果實 10

<喫茶之部>

レモン 05
オレンジ 05
ホツトコーヒー 05
冷コーヒー
紅茶 10
コゝア 10
チヨコレート 10
カルピス 10
ソーダ水 10
ミルクセーキ 15

<洋酒之部>

ウヰスキー 10
ポートワイン 10
ブランデー 10
キユーラソー 10
ペパーミント 10
ベルモツト 10
ジン 10
マラスキー 10

<ビール御酒之部>

アサヒ生ビール 10
㒰ジヨツキ 50
旭瓶ビール 40
サツポロ黑 45
神聖正宗 小 20
神聖正宗 中 40
富久娘 小 30
富久娘 中 55

其他御好ミニ應ジ調理致シマス

ランチ 三品御飯飮物付 金四拾錢
合ノ子 二品御飯飮物付 金廿五錢

西洋御料理 ラク亭本店 電話西局⑤四四三六番


興味深いなァ。いつ頃のメニューなのかの記述が無かったが(訊くの忘れた)、後から貨幣価値の推移を基に検討してみてもよく分からなかった(創業当時かも)。古い食堂に残る”ビフ”の表記や、当時貴重だったと思われる玉子が”玉子之部”として分けられていて、価格も肉類と同等だったりするのが面白いし、近くの「一正亭」にはまだ残る「合ノ子」があったり、カクテル類が揃っているのにワインはポートワインのみっていうのも興味深い。まだ浸透していなかったんだろうなァ。日本酒は聞いたことがない「神聖正宗」。

メニューを眺めながら楽しんでいると「スカロップ」と「ハヤシライス」が同時に供された。「スカロップ」は味噌汁付き。平皿からはみ出る程の迫力ある大きさのカツにデミグラスソースがたっぷりとかかっている。上にちょこんとカットしたアスパラガスがのせられている姿が素敵。付け合わせは小さい茄子のフライに、千切りキャベツ、レタス、ミニトマト、ケチャップ風味のスパゲティ。早速ナイフとフォークでカットしていただいていく。しっかりと脂身のあるポークは硬めの衣に包まれていて、粘度の低いデミソースを纏っているので衣はやや剥がれがちだが、ソースと一緒に口に入れると至福。あぁ、願わくばビールを…。いつ頃からか世間ではカツや天ぷらは絶対サクサクじゃないとダメ、みたくなってしまったが、自分はこういうソースやつゆを纏わせたカツも好きだし、たっぷりと濃いつゆをくぐらせてふやけた江戸前の天丼も大好きだ。ねりからしを少し付けたりして楽しんだ。

同じデミグラスソースを使っているのか比べてみたくて頼んだ「ハヤシライス」は楕円のカレー皿に盛られていて、赤い福神漬が添えられている。色や濃さからするとこちらにかかっているデミグラスソースも同じもののよう。でもこちらにはあちらに無い玉ねぎが沢山追加されていて、それ由来か味付けは甘い。手間が掛かるがちゃんと使い分けているんだなァ。どちらもしみじみと旨かった。次は「カキフライ」か「カツ丼」か、それとも両方か。(勘定は¥1,870)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

 

 

ラク亭

愛知県名古屋市東区筒井1-10-14

 

( 名古屋 なごや 筒井 つつい 筒井町商店街 らくてい 洋食 洋食屋 老舗 スカロップ デミソース 早矢仕ライス オムライス ランチ )

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Priest In The East : Live In Japan / Judas Priest

2021年02月05日 | ハードロック・へヴィーメタル

Priest In The East / Judas Priest (1979)

着実に所有枚数を増やしている(笑)ジューダス・プリースト(Judas Priest)。今回購入したのは初期の集大成ともいえる1979年の2度目の来日公演を収録したライヴ盤「Priest In The East」。かつてアナログ時代はEP付属だったりしたそうだが、現在は世界的に13曲収録したヴァージョンに統一され、タイトルも「Unleashed in the East」となっているようだ(ジャケも若干違う)。ライヴ・レコーディングされたのは東京公演(新宿厚生年金会館と中野サンプラザ)だそうだが、ロブ・ハルフォードの喉の調子が悪く、後から取り直された部分もあるのは有名な話(らしい)。

のっけから疾走するバンドの演奏に、ロブ・ハルフォードの絶頂高音ヴォーカルが加わって凄いのなんの。実は厚生年金会館のブート音源を持っていて少し比べてみたのだが、曲順は変えてあるし、CDではEPで追加された部分はそのまま後ろに追加されているので、コンサートそれ自体の流れは再現されていない(ブートで聴くとロブのヴォーカルは問題なく凄いのだが…)。オーヴァー・ダブがヴォーカル以外にあったかどうか聴き比べていないし、しっかり編集はしてあるようだが、演奏力も構成力も高くて素晴らしい。この頃のロブの高音の伸びは驚異的。ザクザクと刻まれるギターの音も快感。このアルバム以降はバンドのフェーズが世界規模にシフトするようだが、ここに収録された70年代の曲はどれもしっかりと練り込まれてキャッチーでかっこいい(ベタ褒め・笑)。これ中学生ぐらいの時に聴いていたら絶対ファンになっただろうし、自分の音楽趣味もへヴィー・メタルな方向に行っていたかも(笑)。押し入れに眠っているデカいスピーカーを取り出して爆音で聴いてみたいナ。

70年代って色々なバンドが日本公演を録音してライヴ・アルバムを作っているが、どれも質が高くてびっくりする。それがバンドを代表するライヴ・アルバムになっていることもしばしば(Deep Purple, Beck, Bogert & Appice, Santana, Miles Davis, Bob Dylan, Cheap Trick  etc...)。バンド側の意向か日本のレコード会社の意向か分からないが、実現させるには障壁が多いだろうし、今と違って意思疎通も時間が掛かって難しかっただろうから、当時の日本のレコード会社の熱意と、主に録音を担当した日本人エンジニアのスキルには本当に驚く。ジミー(Jimmy Page)さん、71年と72年に持ち帰ったレコーディング・テープ、もうそろそろ解禁にしてくれないかい?(笑)。

ネットにて購入(¥400)

  • Label : エピックレコードジャパン
  • ASIN : B00000719P
  • Disc : 1
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方県屋 @岐阜県岐阜市

2021年02月04日 | 岐阜県(岐阜)

何年も前から店の前を通る度にずっと気になっていた岐阜市の黒野方面の街道沿いにある「方県屋(かたがたや)」。店の看板に「お好み焼・やきそば」とあり、窓にも「みたらしだんご・五平餅」「たいやき・たこやき」の文字がある。意を決して初めて寄ってみた。店先や店内には野菜や果物、食品が並んでいる。中の調理場はけっこう広い。けれど、どうも稼働していなさそう…。お母さんがいらっしゃったので尋ねると、やはり調理はやっていないそう。残念。店内の品書きに「みたらしだんご」だけは残っていたので、ひょっとしたらある時もあるのかも。手ぶらで店を出る訳にはいかないので、店先にあった「我が家のレモン」(写真下)という柑橘を買ってみた。

「我が家のレモン」は品種名なのか、勝手に名前を付けたのか分からないが(笑)、丸くて大きさは普通のレモンの2倍くらい。店の中にはもっと大きなグレープフルーツ大の物もあったはず。皮の色は黄色みがかっているが一般的なレモンよりはオレンジ色が強め。丸い形からいってもオレンジのよう(というかオレンジじゃないのか、コレ・笑)。家に帰ってカットしてみる。皮はやや厚く、口にしてみると酸味も弱い。味はというと…オレンジ(笑)。なので旨い。何という種類なのか知らないが、何故これがレモンなんだろ?。氷を入れたグラスに絞って「ボンベイ・サファイア」を注ぎ、炭酸で割って輪切りを飾り、カクテルを作ってみた。ま、旨いヨそりゃ。(勘定は¥100/個)

方県屋

岐阜県岐阜市古市場神田73

 

( 岐阜 ぎふ 黒野 かたがた屋 果物 野菜 フルーツ 八百屋 果物屋 おこのみやき やきそば わが家のレモン )

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ニュー柳屋食堂 (4) @岐阜県美濃市

2021年02月03日 | 岐阜県(中濃・老舗)

仕事で美濃市近辺を走っていて昼食場所を思案。そういえば「ニュー柳屋食堂」ってとんかつ、麺類、丼物、洋食もある食堂なのに食べるのはいつも「とんちゃん」ばかり。たまには違った品も食べてみたいナと車を向かわせた。向かいの路地を入った駐車場に車を停めて店へ。店の中には給仕に若い男性、厨房に女性が1人づつ。まだ少し早い時間とあって先客は無し。1人であることを告げると4人掛けの鉄板付きテーブルに案内された。壁に掛かった品書きの札の中から「とんかつ定食」と迷って「かつカレーライス」をお願いすると「すいません、揚げ物無いんです。」と無情のひと言。豚肉を扱っているからカツを狙ったのにな…。ということは「かつ丼」もダメだし、いきなり選択肢が狭められてしまった(今だけなのかずっと無いのかは未確認)。札をひっくり返しておいてくれヨ…。麺類という気分でも無かったので、あわてていつものように「とんちゃん焼定食」を頼んでしまっていた。

給仕の男性が鉄板に火を付け、調理開始。まずはボウルに入った”とんちゃん”が鉄板にジュッと流され、上から鉄製の重そうなコテ(重石代り)がのせられ、しばらくそのままに。ひっくり返しまたコテをのせてそのまま焼く。次は野菜類(キャベツ、もやし、玉ねぎ)が鉄板の真ん中に広げられてさらに焼かれ、最後に全部を混ぜ合わせて完成。「どうぞ。」の声が掛かる。鉄板の周りにはご飯、赤出汁の味噌汁、たくあん、ガラス鉢に入った野菜サラダ、うさぎ形のリンゴとオレンジが用意され、箸でそのまま鉄板からつついていただく。”とんちゃん”とは味付けの豚ホルモンの総称。中には色々な部位が入っている。顎が疲れるほど歯応えのしっかりした部位もあり、味付けは唐辛子粉が効いてはいるものの、濃くなくわりとあっさりめ。それが火が入ってだんだんと濃くなっていく感じ。ご飯の上に取りながら、ガツガツといただいていく。ビールでも旨いが、ご飯でも旨い。この後、人と会う予定は無かったが、仕事から戻ったらみんなに匂いでバレるな(苦笑)。次こそは食堂メニューか、”とんちゃん”とは別の「牛肉焼定食」か「豚肉焼定食」を。(勘定は¥900)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

 


 

↓ 店の駐車場の近くで見かけた会社の事務所らしき建物(建築詳細不明)。玄関先には定番のシュロの木が植えてあり、奥には下見板張りの倉庫(あるいは工場)があったりとなかなか気になる建物。シュロの高さからいくと結構年数の経っている建物なのかもしれない。

 

 


 

ニュー柳屋食堂

岐阜県美濃市広岡町255-14

 

( 美濃 みの 柳屋 ニュー柳屋 やなぎや ホルモン とんちゃん 豚ホルモン 焼肉 定食 バーベキュー 持ち帰り テイクアウト 大衆食堂 麺類食堂 近代建築 )

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ホームバウンド @岐阜県岐阜市

2021年02月02日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市加納にあるビストロ「ホームバウンド」。ある日曜の昼に寄ってみた。店前に車を停めて中に入ろうとすると中扉の前に待ち客が1組。中に入って告げるのか名前を記入して待つのか分からないので先客に訊いてみると、特に何も書いていないとのこと。そうすると並んで待っていなきゃいけない(→苦手なんだが…)。ちょうど後客もやってきたので仕方なく外扉の所で待つことに。少し経って人が流れたので中に入ると、テーブル席も小上がり席も若い客が多く、カップルか女性グループばかりなのでオッサンの自分は完全アウェイ。ミスチョイスだったか(苦笑)。4人掛けのテーブルに案内されメニューから「HB特製オムレツライス・ノーマル」というのをお願いした。店内は店主の趣味なのか”浜田省吾”一色(笑)。映像付きで結構大きな音で音楽が流れている。厨房では何人もの調理人が働いているようで、コロナ禍どこ吹く風で大忙しといった感じ。人気あるんだなァ。

自分が普段行く店はあまりこういう客層とバッティングしないので(笑)、興味深く観察。若い女性客同士って食事の途中でスプーンを置いてじっくり喋ったりするんだなァ。そう広くない店で皆大きな声で談笑しているし(音楽が流れているので声も大きくなりがち)、どの食事にもデザートやコーヒー(セルフ)が付くようなので長居する傾向にあるようだ。店はそう広くないし換気も充分とは言えないので、壁に貼られた”静かなマスク会食を!・岐阜市”という貼紙が虚しい…。

しばらくしてトレイにのった「HB特製オムレツライス」が到着。メインの「オムレツライス」の他に、スープ、南蛮漬け、玉子焼、和風ドレッシングのかかったミニサラダ、小さなヨーグルトとシフォンケーキが付く賑やかなもの。「オムレツライス」はその名の通り、いわゆる”オムライス”とは違って平皿の上にケチャップライスが盛られ、その上に紡錘形のオムレツがのり、上からデミグラスソースをかけてクリームや青海苔で化粧してある。お洒落。しっかりとヴォリュームのあるオムレツで、いわゆる”タンポポオムライス”ほどゆるくないので、そのままスプーンを入れていただいていく。デミグラスソースは色付きも味もマイルドなもの。クリームでさらにまろやかに。オムレツの焼き加減も上々。なるほどバランス良く旨い。自分は玉子たっぷりのオムライスでも、ピークが食べる前に来て、後はだらしない姿を見せ続ける(笑)”タンポポオムライス”よりこれ位の方が好き。パクパクッと完食。一応デザートも口にしたが、セルフで取りに行くコーヒーは遠慮して早々に勘定してもらって店を出た。「”激辛”カレーライス」なんていうのがあるみたいなので、次はそれにしてみようかな。(勘定は¥1,078)

ビストロ ホームバウンド (bistro Home Bound)

岐阜県岐阜市加納奥平町2-40

 

( 岐阜 ぎふ ホーム・バウンド 洋食 オムレツライス カレーライス 激辛カレーライス ビストロ 浜田省吾 )

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Wouldn't You Miss Me? : The Best Of Syd Barrett / Syd Barrett

2021年02月01日 | クラシック・ロック

Wouldn't You Miss Me? : The Best Of Syd Barrett / Syd Barrett (2001)

いつまで経ってもピンク・フロイド(Pink Floyd)の良さが理解できないダメな僕。一応アルバムは4、5タイトル所有しているが、それ以上には発展していかない。それでもファースト・アルバム「The Piper At The Gates Of Dawn(邦題:夜明けの口笛吹き)」(ジャケ写真下)は別。

遅くなってから聴いたこのサイケデリック・ポップなピンク・フロイドは大好きだ。その頃の中核でもあったシド・バレット(Syd Barrett)。すぐにバンドを去り、メンバーの力を借りて70年にソロ・アルバムを発表した後には世捨て人になってしまう彼だが、煌めくような才能はそのピンク・フロイドのファースト・アルバムと、ソロ作品でも存分に味わえる。こちらの編集盤は彼のソロ3作品からの選曲にピール・セッションの1曲、未発表曲を1曲加えたまとまりの良い作品。ジャケットにはちゃんとEMIのレーベルHarvestのマークが入っている。

初期のピンク・フロイド=シド・バレットと言っても過言ではないぐらい、音楽性は「The Piper At~」路線そのまま。煌びやかなサイケデリック風味を纏っていながらもアコギを多用したフォーキーな楽曲が多く、彼の繊細で切ないヴォーカルが加わって何とも言えず惹きつけられる魅力がある。未発表曲 "Bob Dylan Blues "が彼の出自というか趣味を物語っているようだ。当時のシドは姿もファッションも、”これぞサイケデリック”と称したいくらいカッコイイ。この後サイケのカルチャーとは切っても切り離せないLSDの影響だったと言われているが、彼の精神は崩壊し、音楽業界から姿を消して隠遁。時々ゴシップ雑誌に姿の写真を撮られていたりしたが、結局2006年に亡くなっている。

オークションにて購入(¥473)

  • レーベル : Capitol
  • ASIN : B00005ABWV
  • ディスク枚数 : 1
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