昨日は、きららの相棒と天然温泉施設へ行ってきました。
その温泉施設から年明けにハガキが来て、入館料と昼食込みで¥1800円というので、
喜んで、出かけたら…
なんと、なんと、大行列!
入館して、ロッカーの鍵を貰うまで、一時間半待ちました。椅子に座っての待ち、だったので
よかったのですが…
相棒が言うには… 前日のテレビで、その施設が放映されたとか…
テレビの力は、恐ろしい…ですね。
なにはともあれ、昼食が終わったのが、2時でした。
それから、2時間二人でジャグジー、寝湯(バブル付き)、露天風呂、低温炭酸、ミスト、立ち湯
などなど。北風が冷たくて、肩まで浸かっていたせいか、ホッカホッカのゆでだこになりました。
足がとても動かし易くなりました。
冬の温泉は、最高ですね。また、行こう。
さて、今日もみかんさんの『明日への階段』を続けます。
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「股関節マッサージで凝りをほぐしてもらうと歩行が楽になる」と紹介され、退院後は銀座の
深圧(しんあつ)サロンへも行ってみる。(彦坂記…みかんさんは、独立する前の佐藤先生→
今の田山先生→院長・松本先生と施術者が移っていきました)
施術中は足が逃げる、涙が滲むほど我慢を強いられるが、指や掌、肘で容赦なく凝りをほぐした後の
すっきり感はこれまでに無いものだった。凝りはまた溜まっていくが、自力では不可能なほぐし方で
何だか筋肉が喜んでいるような気がする。高額だが、月一度は欠かせない施術になった。
(彦坂記…施術で押される痛みは、股関節痛があまり強くない人には、我慢するほどの痛みでは
ありません。股関節周りの筋肉の凝りがひどくて悪いから、押されて痛いのです。
施術代も働いていない私には高額ですが、他の整体(股関節専門で無いのに…)も
似たような同じような料金です。それを思えば…股関節専門で理学療法士ですから、安心です。
そりゃー、高いより安いほうが嬉しいのですが、致し方ない、と私は高額でも月一で通っています。
また、らっこちゃんは、自己ケアにはゴルフボールより最適です。
ある程度は深圧と同じ効果があります。ただ、私の経験上、内転筋だけはらっこちゃんでも、
ほぐすのが難しいです。
そして、強調したいのは、私は、銀サロから宣伝費は貰っていません。回し者ではありません。)
サロンに通い始めて判ったことは、股関節症患者は股関節だけが痛むのではない、周りの筋肉が
痛む、いわゆる筋肉が病気状態なのだ。歩く時の筋肉の使い方にも関連する。
痛みを庇う歩き方がかえって痛みの原因にもなっていたり、股関節を支えている腸腰筋や大殿筋
痛むこともやっと納得がいく。股関節の動きが悪いと下肢全体に影響を及ぼすのだ。
歩けば痛い、だが動かなければ筋肉はつかないし筋力も発揮できない。ほぐしながら無理を
しないでほどほどに鍛える必要があるのだ。
(彦坂記…ほどほどに鍛える、筋肉を落とさないように
リハビリを…しますが、かえって悪化させてしまう傾向にある、と私は考えており…コメントして
下さったmikittyさんのように3ヶ月、何もしないで炎症を治めたほうが…どんだけ股関節に良いか、
とさえ思っています。受け入れられないと思いますが…)
レントゲンの結果で判断する大学病院の専門医に訴えても鎮痛剤が処方されるだけで、痛みを
取り除いてもらう治療法は無い。
サロンへ通うほとんどが股関節症患者である。手術を受けた人もしていない人もいる。
ある日、明るく受け答えしながら施術を受けているCさんに出会う。4年前に両側とも手術を受け
順調に回復、痛みの無い日常を取り戻した、今は安心のために月一回通ってきていると言う。
手術を受けた後もちゃんと課題があるらしい。
「お時間を少し、いただけませんか」と声を掛けると、快く応じてくださった。
異変に気付いた頃のこと、痛みや動きの不自由さ、訪ねた病院、医師の所見、ご家族の意見、
手術に踏み切った動機、手術はどうだったか、どんなリハビリを退院後の様子など、ぶしつけな
質問を繰り返す。
「わたしね、損した(痛みと歩行困難で外出もままならなかった期間)年月を取り戻そうと思ったの。
手術後一年くらいはおっかなびっくり状態だったけど、今は旅行にも行けるようになった、行く気に
なって来た。やりたいことが一杯あるのに、動けなくて。主婦業もあまり出来ずストレスが溜まりっぱ
なしだったの。軽いうつ状態だったから、主人や子どもにも心配かけていた。でも、手術となると
恐くて……。迷いはあったけれど手術して正解だったかな、今のところ。
手術したのが55歳、人工骨の耐久年数は15年くらいだから、70代でもう一度手術を受ける
予定よ。それまでは、我慢我慢でなく明るく過ごしたい。保存療法か手術かは納得してから
本人が決めるべき。私の体験は参考までにね。個人差があるから」
両肩のバランスはいい、ゆっくりだが歩調は普通、階段も手すりに掴まらずすいすい登れる。
手術を乗り越え、三級の障害者手帳を持っている人には見えない。杖は術後半年くらいで卒業
したが、外出の時はバッグに入れているそうだ。転ぶことが一番恐い、と万一のときのために
携帯に人工関節の入ったレントゲン写真を入れてあるのよ、と見せてくださった。
手術体験者の話を生で聞き、目からうろこが落ちたような気がした。冷えが大敵だからと持参の
ひざ掛けを直しながら、何でも聞いて・答えるわよと目に力が感じられ、理想とする結果にわたし
自身も近づけるような気がしてきた。温泉病院に一年間通って好転しない場合は手術を考慮に
入れよう。
出口の見えないトンネルの中でどれだけ迷い、不安を払拭しようと試行錯誤して来たことか。
が、手術を迷うことが出来るのは、命には関わらない病気だからである。
またまた、続きます。
『変形性股関節症に負けないでね!』