変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

歩き方と歩数の累計負荷が変形性股関節症の進行に影響

2017-03-17 15:16:23 | 保存療法

 お仲間の方からの連絡で、京都大学の研究成果の報告が、
 皆さんの症状緩和や股関節悪化を防ぐ予防のために
 役に立つと思いましたので、 記事にしました。

 手術をした方々は、関係ない、と決めつけないで、
 反対の脚のため、手術した足を長持ちさせるための 予防のため、と
 思って 読んでください!


 以下、簡単な内容の説明です。

 2013年から2015年までの2年間。京都大学医学部付属病院整形外科で
 変形性股関節症と診断された 女性50人を対象にした 研究で、
 まとめたものです。

 変形性股関節症は慢性進行性の疾患であるため、進行予防はきわめて重要な
 課題です。

 現在まで、骨形態の異常や加齢など複数の要因が疾患進行にかかわることが
 明らかになっています。
 さらに、一般的に股関節に過剰な負荷をかけることも疾患を進行させる、
 と考えられてきました。
 しかし、関節へのどのような負荷が進行を加速させてしまうのか、
 進行要因が明確でなかったため、予防も不明でした。
 研究グループは、患者さん一人ひとりの歩き方の違いに影響される
 一歩ごとの股関節への負荷と、日常生活や仕事による一日の活動量(歩数)
 とに着目しました。
 それぞれを分析し「股関節累計負荷」、一歩ごとに加わる負荷は小さくとも
 活動量が多すぎれば、一日に股関節に加わる負荷総量が 股関節累計負荷として
 悪影響を与える。変形性股関節症の重大な要因 と2017年2月に
 股関節学会の学術誌に掲載されたそうです。

 詳しくは、こちらをクリックしてhttp://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2016/170307_3.html



 

 

詳しい研究内容について

 

  • 歩き方と歩数の累積負荷が変形性股関節症の進行に影響





    このページ下の この 上の青字をクリックして。
    歩き方と歩数の累計負荷が変形性股関節症の進行に影響  を
    クリックして、研究手法 成果  波及効果 今後の予定のファイルを
    開いてご覧ください。
    もし、開けない方々がいらしたら、きららの方なら、次回の4/13日の
    会の時に お持ちします。


    いずれにしても、長く歩かない方が、 介護も無理しないで、
    試合もほどほどに、重たいものは持たないで、お孫さんのお世話もほどほどに
    長時間の立仕事はやらない方が…

     いいんですよ、、と私は いろんな方々にお話してきました。
    が、、どうしても その方の考え方 や生活のため 今の生活を
    変えることはできない、その方の 優先順位 が、問題に
    なってきます。

    わかっているのに、どうしようもなく、だけど、、直したい!!
    多くのそういう患者さんをみてきました。今も見てます。
    私もそうですから、、、。

    ジレンマですね。
    でも、やっぱり、何を大切にするのか、どうしたいのか、
    自分の人生を考えた時に、それは、その人の生き方 なんだと

    だから、、、、
    簡単に 割り切れないものを 感じます。

    医療従事者は、簡単に 線をひきますよね。

    簡単な人生は、ありません!!
    と、静かに 答える のも ありではないでしょうか!❔





              『変形性股関節症に負けないでね!』


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

命の恵

2017-03-17 12:53:00 | 心のこと

 穏やかなお彼岸の入りになりました。
 ご家族の卒園卒業式など、行事でお忙しい方々も多いと思います。

 晴れやかな中でも、足の痛みは 後から きます。
 くれぐれもケアをしっかりなさって、引きずらないようにして
 くださいね。


 ちょっと、心が落ち込んでいます!
 いろんなことが 思いが 気にやんで、、
 気が晴れません!!

 昨日の「きらら体操教室」のことは、また、後日にアップさせてください。
 
 自分の今の気持ちを癒すために❔
 今日は、愛読紙「高野山教報」からご紹介します。
 お付き合いください。







            『命の恵』
                丹羽 義寛(大阪府 佛並寺住職)

 


 世界でもすっかり長寿国でお馴染みになった日本。
 今や日本人にとって、人生80年は当たり前の時代になりつつあります。
 一言で80年といっても人生は実に様々です。
 しかし、その中身を時間という側面から見てみると、人生の不思議が
 垣間見られます。

 80年のうち27年は眠っています。
 10年間は食事をしています。
 トイレを5年間使います。
 それらを合わせるとおよそ42年間、私たちが日々生活し、
 健康を保つための大切な42年間です。

 80年から42年間を差し引くと38年、
 目をパッチリ開いて何かができるのは、38年間といえるでしょう。

 この38年間は、あなたにとってたったの38年間しかないと
 感じるほど短いものでしょうか。
 それとも、そんなにも時間があるのかと思うほど長いものでしょうか。

 いずれにせよ目をパッチリ開いている38年間も大切な時間であることに
 変わりはありません。
 できる限り幸せな日々をこの間、過ごしたいものです。
 
 でもよくよく考えてみますと、この38年間の中には、
 しなければならないことがたくさん含まれていることに気づきます。
 10年間の食事をするためには、食材を買って、料理を作らなければ
 なりません。
 また、27年間の眠る場所、
 5年間のトイレの場所の確保、
 住いの修理修繕など、それだけではなく町や市のコミニケーションも
 あります。

 町内の行事やお祭り、運動会といったお付き合いの時間、
 子どもの養育・教育の時間も重要ですし、おじいちゃん、おばあちゃんとの
 触れ合いも大切な時間です。

 そうこうしていると、目をパッチリと開いている38年間のほとんどの
 時間を、お仕事・子育て、お付き合い、食事を含めあらゆる準備や用意に
 費やしていることに気づきます。

 

 それだけではありません。
 年と共に老いていきますし、病気にもかかってしまいます。
 目を開いている38年間、幸せな日々はいったいどこにあるのでしょう。
 
 お大師さまのみ教えの一つに
 「もし、恵眼をもってこれを観ずれば、一切の衆生はみな、これわが親なり」
 という言葉があります。
 もし、仏さまのありがたい恵の眼をもって、私たちと生きとし生きるものとの
 関わりをじっくりと観察すれば生きとし生きるものすべてが、私の親、兄弟で
 ある、というみ教えです。

 私たちは、一人で大きくなったのではありません。
 父母に養われ、学校の先生はもちろん祖父母にもいろんなことを教わり
 兄弟や友達と笑ったり、時には泣いたりして今までの時間を歩んできました。
 その間も、そして今現在も、
 ずっと大自然の命の恵をいただき生きている。
 いや、生かされているのです。

 パッチと目を開いている38年間は、
 実は、ありがたい、二度と返ってこない大切な時間なのです。
 そして、皆が皆、順番に年を重ねていくのです。
 お大師さまのこのみ教えを大切に、日々の暮らしをよりよく
 過ごすことが本当の幸せだと感じます。

 






 少し気が…落ち着きました。
   これから、きらら10周年記念の粗品作りの押し花いじりします。
   お花で癒されよう、と思います。

 




            『変形性股関節症に負けないでね!』

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする