高尾秀紳本因坊と井山裕太七段で争われた、 第3回大和証券杯ネット囲碁オープンの決勝戦は、12月22日に東京千代田区の大和証券グループ本社で行われ、白番の高尾本因坊が252手までで中押し勝ちし、第1回に続いて2度目の優勝を果たした。
また、同日には第1回大和証券杯ネット囲碁アマチュア選手権の各クラス決勝戦も行われ、25クラスの優勝者が決定した。
<高尾本因坊の話>
決勝の相手が今一番打てている井山七段なので、それほど自信はなかった。大和証券杯との相性の良さでなんとかなりました。
<井山七段の話>
仲間からは「普段の碁よりも、ネットの方が強い」といわれているので、今回はいけるかと思っていたのですが・・・。(高尾本因坊は)強かったですね。
(週刊碁より抜粋)
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井山七段が地で先行するも高尾本因坊が持ち前の厚みでジリジリと追い上げ、最後は抜き去った一局のようです。
高尾本因坊といえば目いっぱい時間を使うタイプだと思うのですが、早碁でもその強さを見せてくれました。
敗れた井山七段はいろんな棋戦で上位に登場し、今年は台風の目になりそうです。
本棋戦と合わせて行われた「第1回大和証券杯ネット囲碁アマチュア選手権」には全国から1,500人のエントリーがあったそうです。
最上位の覇王クラス優勝は2007年アマ名人・洪(ホン)マルグンセムさんでした。
ネット囲碁も年々拡大し、今や完全に市民権を得た状況になっています。
次回の大会にはエントリーしてみようかなと思っています。