■第23期本因坊リーグ/S43(1968)/2/14・15
■黒 加藤正夫 五段 : 白 大平修三 九段 (4目半コミ出し)
■結果:307手完 白番:大平、4目半勝ち
■当時の大平は日本棋院選手権のタイトルを持ち、名人、本因坊の両リーグに籍を置くトップ棋士だった。
■コメント
・中盤までは白・大平が加藤の攻めを巧みにいなして優勢。後半、大平が緩み一時は加藤逆転の目もあったが無念の敗着で終局。
・激闘に終始したのに、あっけない幕切れ。しかし坂田本因坊は「まったくすごいね、この力くらべは」と称讃した。
・「丈和の再来」「ハンマーパンチ」といわれた大平と、「殺し屋」の異名をのちにとる加藤。リズムが合ったのかもしれない。