先日、映画「呉清源 極みの棋譜」を見てきました。
監督/田壮壮、出演/チャン・チェン/柄本明、松坂慶子、他
感想を一言で伝えるのは難しい作品ですが、全体的には「清冽な映像の文芸作品」でしょうか。
これは見る人の立場によって印象は異なるでしょうね。
テーマは「日本と中国」、「人生観と宗教」、「戦争と平和」などが複合的になっていますが、それが作品を難解にしているように思えます。
囲碁ファンからすると、もっと勝負の厳しさ、面白さを前面に出してほしいと思いますが、それでは一般の人は敬遠してしまいますね。
難解な面もありましたが囲碁の歴史的な一部を映像として見られたことに、十分意義ある作品だと思っています。
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私の見た本作品の上映館は70席程度のミニ・シアターで上映期間も2週間、何とか時間の都合をつけ見ることができました。
メジャーなシネコンで上映してくれればと思いますが、地味な作品では採算上無理でしょうね。
でも本当に映画が好きな人は、マイナーなミニ・シアターの秀作・佳作が好きなのかも知れません。