アマチュア本因坊戦の県大会は6月22日、決勝トーナメントが行われ、石井成幸さん(69)=太田市=が4年ぶり10度目の優勝を果たした。石井さんは、8月29日から日本棋院(東京・市ケ谷)で開かれる全国大会に出場する。
決勝トーナメントは予選を勝ち抜いた8人が、3位決定戦を含め8局の熱戦を繰り広げた。
決勝は石井さんと奈良昌利さん(56)=桐生市=の顔合わせ。序盤は奈良さんのミスが重なったが、中盤で盛り返して緊迫した雰囲気に。両者とも持ち時間70分をぎりぎりまで使う熱戦となり、最後は石井さんが寄せ切った。
対局後、石井さんは「最近はなかなか勝てなかったのでうれしさもひとしお」と笑顔。全国大会で4位に輝いた経験もあり、「若い人との対戦が楽しみ」と意気込みを語った。
(毎日新聞地方版より抜粋)
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県代表となった石井さん、相変わらずの強さです。昭和41年の「朝日アマ十傑戦/全国大会」で優勝してから、もう40年以上も県下の第一人者として活躍してきました。
一流プロ棋士が「10代に必死で勉強して蓄えた財産が現在を支えている」というようなことを言っていました。
石井さんも若い頃にみっちりと勉強され、その力で長年上位を維持してきたのでしょうね。
そんな強豪連に比べ、未だ高段に手の届かない熟年のザル碁党はどうすれば力がつくのでしょうか。
答えは分かっているのです。問題は行動がついていかない・・・・