天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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囲碁書籍「碁は手順にあり」

2010-08-05 21:25:46 | プロ棋士

Go_tejun_2 ◆書籍紹介
 ・書籍名:碁は手順にあり(効果テキメン!)
 ・発行所:誠文堂新光社
 ・著者:鄭 銘コウ
 ・発行年月:2009年9月
◆内容紹介
手筋は100点ねらいの手法。しかし手順は0点から100点までの幅広い善悪があり、思いもかけない場所で思いもかけない損失に出会う恐れがある。主として手筋と連動する手順をわかりやすく解説。『囲碁』連載を単行本化。

    ◇   ◇

本書は地元囲碁会の指導碁会(7/10)で「鄭 銘コウ・九段」の来場が決まった際、話題になるかと思い購入しました。このようなイベントがなかったら、多分購入することはなかったでしょう。
内容的には地味で玄人向け、あまり売れ筋にはならないと思いましたね。

私などザル碁党にとって、棋書を選ぶ際は即効性を期待します。しかし安易に棋力アップなど、所詮無理な注文ですよね。
本書のような地味なテキストを一歩一歩、愚直に身につけていくことがポイントだと思います。
そうはいっても「言うは易く、行うは難(がた)し」。ザル碁党にとって棋力向上は生涯のテーマだと思っています。

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著者の鄭銘コウ・九段は台湾・台南市出身。王銘エン九段は実兄、鄭銘琦七段は実弟。 門下に黄翊祖七段。
鄭九段はコンピュータ・囲碁ソフトについても有名ですが、その緻密さ、実直さが人柄に表れているようでした。

日本の囲碁界は張栩・四冠や謝依旻・女流三冠など台湾出身棋士の活躍が目立ちます。
異国から大きな期待を背に来日した棋士志望者。日本人とは「覚悟が違う」のでしょうか。

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