団体戦優勝:女子は洛北(京都)、男子は西京(京都)
個人戦優勝:女子は呉理沙さん(千葉)、男子は大谷直輝くん(京都)
「京都W制覇、白熱 頭脳の甲子園」
全国高校生の頂点を目指す、第34回文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権大会の男女団体戦が7月26日と27日に東京・市ヶ谷の日本棋院会館で行われた。
女子団体は洛北(京都)が2年連続2回目の優勝、男子団体は西京(京都)が初優勝を飾った。男女ともに京都府代表の優勝となった。
女子団体優勝の洛北、男子団体優勝の西京はともに京都府代表。男女同代表の優勝は第27回大会の東京代表(女子:藤村女子、男子:筑波大附駒場)以来史上5回目。過去4回はいずれも東京代表の同時優勝だった。
また、女子団体4位の畝傍(奈良)、男子団体2位の仙台第二(宮城)・同4位の高崎(群馬)・同6位の福岡大附属大濠(福岡)はそれぞれ代表県の過去最高順位を更新する健闘をみせた。
「酷暑に負けず!、アツく競う!」
男女個人戦は7月27日と28日に東京・日本棋院会館で行われた。女子個人は呉理沙さん(千葉・東葉高3年)が優勝。千葉県代表選手の優勝は初。
男子個人は大谷直輝くん(京都・桃山高3年)が2年連続の優勝を飾った。 男子個人戦史上4人目の連覇を達成。
・団体戦の2位以下は次の通り。
<女子>(2)雙葉(東京)(3)東筑(福岡)
<男子>(2)仙台第二(宮城)(3)桐朋(東京)
・個人戦2位以下の入賞者は次の通り。
<女子>(2)千葉聡子(白鷗3年・東京 ) (3)二宮歌穂(國學院大學久我山1年・東京 )
<男子>(2)牧野瀬公璽(東海3年・愛知)(3)松本一樹(石川県立工業3年・石川 )
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群馬県勢の成績
・男子団体:高崎高(笹口、小澤、石関)3勝0敗で決勝T進出、準決勝で敗れ4位
・女子団体:高商大附高(櫻井、中山、福山)1勝2敗で決勝T進出ならず
・男子個人:笹口(高崎高)3勝0敗で決勝T進出、準々決勝で敗れ5位、石関(高崎高)0勝3敗で決勝T進出ならず
・女子個人:落合(富岡東高)1勝2敗で決勝T進出ならず
(日本棋院HPより抜粋)
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団体戦は男女共に京都代表が優勝。強豪選手を育てる土壌(指導者・組織など)ができているのでしょう。
個人戦女子は元院生同士で決勝、呉さんが優勝。今後も元院生の上位入賞が増えるでしょうね。
個人戦男子優勝の大谷くんは二連覇。同じ京都代表で優勝候補だった夏冰くん(団体戦優勝:西京高主将)は決勝Tに進出できませんでした。団体戦から連続して打ち続けるのは相当の体力が必要でしょうね。
残念ながらチームを組めない県もありました。
男子:佐賀。女子:北海道、新潟、佐賀、鹿児島。棋力はともかく部員の育成・発掘を進めてほしいと思います。
それにしても校名で難しい字の高校がありますね。「雙葉」、「白鷗」、「畝傍」など、いずれも女子高ですが関係者は苦労しますね。
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今回の群馬県勢、男子・高崎高校の活躍が光りました。
団体戦4位は代表県の過去最高順位だそうです。個人戦でも笹口くんが5位と優秀な成績でした。
この成績をバネに更なる飛躍を期待しましょう。