第5期朝日アマチュア囲碁名人戦三番勝負が7月24、25日に神奈川県湯河原町で打たれ、アマ名人の常石隆志さん(19)が河成奉(ハ・ソンボン)さん(28)の挑戦を退けて、初防衛を果たした。第1局で敗れた後の2連勝。後がない状況に「思いきり打とう」と開き直り、全国大会を席巻した「韓流」の強豪に競り勝った。
初防衛を決めた常石さんは「河さんは実績があるので正直勝てるとは思っていなかった。うれしいです」と喜び、「8月からプロ試験が始まるので、気持ちを切り替えて頑張りたい。去年は失敗したので今年は受かりたい」。
一方の河さんは「私の形勢判断が正確ではなく、甘い手も多かった」と振り返り、「常石さんは戦闘力があって強かった」とたたえた。
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第5回朝日アマ名人戦全国大会/東京の河選手が初優勝
第5回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会は7月18、19日に東京・市ヶ谷の日本棋院会館で行われ、決勝で東京都代表の河成奉(ハ・ソンボン)選手(28)が大阪府代表の金成進(キム・ソンジン)選手(20)に白番中押し勝ちし、初出場で優勝を果たした。
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群馬代表の奈良さん、1回戦敗退
群馬県代表の奈良昌利さん(桐生市)は1回戦で中学1年の広島・坂倉健太さん(13)に敗れた。
(朝日新聞HPより抜粋)
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三番勝負では常石さんが2勝1敗でアマ名人位防衛。韓国勢の挑戦によくがんばりました。
全国大会は韓国出身同士の決勝、過去の大会でも尹春浩(ユン・チュンホ)さん、洪(ホン)マルグンセムさんがアマ名人位を獲得しており、韓流の波は今後も続きそうです。
そして、この大会もプロ棋士挑戦の前哨戦のような様相になっており、アマチュア色が薄らいでいるのが気になりますね。
群馬代表の奈良さんは、1回戦で中学1年の坂倉健太さんに敗れてしまいました。40歳以上も違う中学生との対戦はやりづらかったでしょうね。