第30期NECカップ囲碁トーナメント戦は3月5日に東京・日本棋院で決勝戦の張栩棋聖―山下道吾本因坊が行われた。
結果は190手までで張棋聖が白番中押し勝ちをおさめて優勝を決めた。張棋聖はNECカップで4年ぶり3回目の優勝。通算タイトル獲得数を34とした。山下本因坊の初優勝はならなかった。
(日本棋院HPより抜粋)
「張栩3度目V、真っ向勝負、山下破る」
(週刊碁見出しより抜粋)
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序盤から激しいねじり合いの碁を、張棋聖が押し切った内容のようでした。
パワーで定評のある山下本因坊ですが、本局では張棋聖の猛攻に屈した格好でした。
数々のタイトル戦を戦ってきた「山張対決」ですが、張棋聖が一歩リードですね。
本シリーズは公開対局で、昨日(3/19)12:00~13:00、BSジャパンで放送していました。
民放の囲碁番組をしばらく振りに見ましたが、両者の熱闘シーンはNHKとは違った表情でしたね。ただ公開対局なので、解説はあまり詳しくはできなかったようです。
同じ日にNHK-BS2では「囲碁・将棋ジャーナル」が12:40から放送ということで、カブっていました。数少ない囲碁番組なのに・・・
しかたなくBSジャパンは録画し、「囲碁・将棋ジャーナル」を見ていました。
「囲碁・将棋ジャーナル」の方は棋聖戦第六局(張棋聖VS井山挑戦者)を武宮九段が解説していましたが、まれにみる激戦でした。
こちらも張棋聖が執念の防衛ということで、その強さが伝たわってきましたね。