第37期名人戦七番勝負第3局が9月27日、28日に宮崎市で行われた。結果は黒番の羽根九段が山下名人に中押し勝ちをおさめ、シリーズ2勝目をあげた。山下1勝、羽根2勝で迎える第4局は10月10日(水)、11日(木)に宮城県・仙台市で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「羽根好局、シノギに活路」 「山下、剛腕が空振りに」
(週刊碁見出しより)
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2連勝と一歩リードの羽根九段、ギリギリのシノギが冴えた一局でした。
得意の攻めに誤算があったか山下名人、時間にも追われていたようです。
両者の過去対戦成績は山下名人が圧倒しており、羽根九段にとってはニガ手な相手でした。
ただ山下名人は本因坊位を奪われ、内容的にも調子を落としている気がします。第4局次第では名人位も赤信号か・・・。
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今回の対局地は宮崎市の「フェニックス・シーガイア・リゾート」。
宮崎は新婚旅行でブームになった時期があります。 私がサラリーマンになった頃でしょうか。
まだ海外旅行は一般的ではなく、宮崎の南国ムードが魅力だったのでしょうね。
それ以前となると熱海、南紀白浜などが人気のようでした。いずれも南国的な雰囲気があります。
その頃は結婚式が終わると、そのまま新婚旅行に出発というパターンが多く、駅のホームで祝福の胴上げシーンも見られました。
ほのぼのとした、懐かしい時代の景色が浮かんできます・・・。