第37期名人戦七番勝負第4局が10月10日、11日に宮城県仙台市で行われた。結果は黒番の山下名人が羽根九段に中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績を2勝2敗とした。第5局は10月17日(水)、18日(木)に兵庫県神戸市で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「山下猛打、力強い攻めで優勢に」 「羽根、稼ぎすぎが仇に、マギレを求めるも・・・」
(週刊碁見出しより)
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第2局、第3局と精彩を欠いた山下名人でしたが、本局では持ち前のパワーで押し切りました。
序盤から押され気味の羽根九段、粘ったものの勝機はめぐって来なかったようです。
NHK-BSPの解説は石田秀芳・二十四世本因坊、司会は井澤秋乃・四段。1日目の封じ手あたりから羽根九段の変調を解説していました。
終盤に一瞬ヒヤリの場面では「山下危うし」の雰囲気。結果は何事も起らなかったのですが、解説者は盛り上がっていましたね。
このタイトル戦中継、1年ほど前までは午前にも1時間の枠があり、対局地の風景なども映していました。
対局室のシーンなど無言の時間が結構ありますが、対局地の情報なども流してほしいですね。
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今回の対局地は宮城県仙台市の秋保温泉「茶寮宗園」。何度もタイトル戦が行われてきました。
仙台のご当地ソングといえば「青葉城恋唄」。過去、当ブログでも取り上げたような記憶が・・・。
「ご当地ソング」といっても、本当に「ご当地」で生まれた曲は少ないと思います。
この「青葉城恋唄」は正真正銘、ご当地の仙台から生まれたようです。
それだけに仙台の人々は、この曲に愛着と誇りを持っているでしょうね。
♪ 広瀬川~ 流れる岸辺~
思い出は帰らず~