「週刊碁」の「棋士の本棚」というコーナー、先週(第31回)は桑原陽子・六段の「阪急電車(有川浩・著)でした。
阪急電車・今津線(宝塚駅-西宮北口駅)という、ローカル線で繰り広げられる人生模様を描いた作品です。
桑原さんが、絶賛する記事を見て私も読んでみました。
なるほど、確かに面白かったですね。物語の展開にキレがあり、爽快な気分にさせてくれます。
著者は読者が期待する想像力を表現するのに、秀でているのでしょうね。
桑原さんは対局で大阪に行った際、足を伸ばして今津線に乗り、途中の小林駅にも下車したと書いていました。並々ならぬ思い入れですね。
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桑原さんは小林光一・名誉三冠の門下で、女流本因坊のタイトルも取っています。
今年5月に開催された「伊勢崎こども囲碁入門教室」に、潘坤鈺さんと指導に来ていただきました。
ホンワカした雰囲気が、小学生の気持ちを和ませているようでした。