天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
画像をクリックすると拡大されます。

第37期新人王戦第3局/金沢真三段が優勝!

2012-10-19 21:23:34 | プロ棋士

第37期新人王戦決勝三番勝負・富士田明彦三段VS金沢真三段の第3局が10月9日に東京・日本棋院で行われた。結果は白番の金沢真三段が11目半勝ちをおさめ、シリーズ成績2勝1敗で優勝を決めた。
    (日本棋院HPより抜粋)

「金沢真 新人王、厚みバックに一気の攻め」 「富士田 撃って出たが・・・」
     (週刊碁見出しより)

    ◇    ◇

ともに20歳で、同期入段のライバル対決、金沢三段が2勝1敗(●○○)で新人王を獲得しました。
棋風は金沢三段が厚みからの攻めが得意、富士田三段はジックリと実利を稼ぐタイプのように見えました。

金沢三段は藤沢秀行門下。秀行師、晩年の弟子ということでしょうか。
富士田三段は高林拓二六段門下。高林門下は有望な院生が上位に肩を並べていますね。

    ◇    ◇

最近の若手棋士の棋譜を見ていると、従来の棋理が役立たないような流れになっています。
中韓の影響もあるでしょうが、「戦いを基調としたヨミ」がすべてのような気がします。

日本伝統の芸風は、過去の遺産になったのでしょうか・・・。

コメント