昨日(6/8)は定例の「風鈴会」の日、講座の内容は「本因坊戦第1局/高尾本因坊 vs 羽根直樹九段」の解説会でした。
技術的な面では「超一流プロの深遠な着手は真似しないで、簡明に打つように」とのアドバイス。
確かに膨大な変化図を読んで打つ一流プロの着手を、ザル碁党が真似してもよい結果は望めないかも知れません。でも一流プロ気分の感覚で打つのも、アマの特権のような気がします。
戦術面では高尾本因坊の立場からは「序盤のリードをいかに勝ち切るか」、羽根九段の立場では「序盤のマイナスをいかに負けを早めないで、長期戦に持ち込むか」がポイントのようでした。
この心理的な気持の持ち方はアマも参考になるような気がします。
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講座の後、S原インストラクターとの3子局は、中盤から攻守に一貫性がなくボロボロでした。
途中、相手の弱みが目につきましたが対策は考えているハズと思い込んで他方面に展開しました。しかし局後の検討で弱点を強行されたら苦境に立ったとのこと。
同じくらいの棋力の相手だったら一気に強行策をとったでしょうが、格上に対しては遠慮してしまうケースがよくあります。
もっと自分を信じて、思い切りよく決行すべきだったと反省しています。例えそれで失敗しても後悔はないでしょう。