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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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囲碁書籍「すぐに身につく、はじめの30手」

2011-05-11 19:20:33 | 囲碁

Hajimeno_30 ◆書籍紹介
 ・書籍名:すぐに身につく、はじめの30手
 ・発行所:毎日コミュニケーションズ
 ・著者:小林光一
 ・発行年月:2011年2月
◆内容紹介
あなたの悪いクセ、直します!
隅・辺の打ち方から基本定石、大きいところの見つけ方まで、布石の基本をやさしく解説した一冊。

    ◇   ◇

「こども囲碁教室」の教材になればと購入しました。
参考になる部分もありますが、2桁級(10級~20級)向けとしてはやや難しいところもあります。

「強くなれない7つの悪いクセ」という章に、「石をくっつけたがる」という項目があります。
「こども囲碁教室」でもこれに当てはまるケースが多く見られ、指摘してもなかなか直りません。
とりあえず本書を参考に、教材を作ってみようと思っています。

子供向けの講座で難しいのは、平板な説明ではすぐに飽きてしまうことです。
生徒が興味を持って聞くように、「アノ手コノ手」と工夫していますがムズですね。

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第59回NHK杯/三谷七段、無念の敗退

2011-05-09 21:03:46 | テレビ番組

昨日(5/8)放送された「第59回NHK杯/片岡聡九段 VS 三谷哲也七段」戦。黒番の片岡九段がベテランらしい冷静な打ち回しで、初出場の三谷七段を退けました。

序盤で黒の片岡九段が白の薄みを突いて、打ちやすい局面になったようです。その後も白の反撃を抑えて戦いらしい戦いもなく収束、黒の6目半勝ちとなりました。

三谷七段は群馬県出身。県内の囲碁関係者も注目して見ていたと思われますが、残念でした。
対局前のインタビューでは、ずいぶん緊張した様子でしたね。
戦いを得意とする三谷七段としては、ジリ貧の流れでイマイチ消化不良の一局のような気がしました。初出場のプレッシャーもあったと思います。
本局は残念でしたが、他の棋戦で結果を出してほしいと思っています。

本局の解説は山下道吾・本因坊。張栩棋聖、井山名人と並ぶ大物棋士ですが、控えめで丁寧な解説は分かりやすく好感が持てました。

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こども囲碁教室と町内月例囲碁大会(2011/05月)

2011-05-07 21:01:35 | 囲碁

今日の午前中は、囲碁教室「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の指導スタッフです。
奇数月の第1週は昇点(昇級)の発表日で、13路盤クラスから2名が私の担当クラスに上がってきました。

初めて19路盤に向かった場合、「どういう構想で打ち進めるか」を教えるのはかなり難しい問題です。
このクラスを対象にした子供向けの棋書があればいいのですが、適当なものが見当たりません。
日本棋院なども、このクラス向けの指導書を是非考えてほしいと思っています。

今年の夏休みには「こども囲碁教室」の合宿を計画中です。
初めての企画ですが多数の参加者を募り、有意義な合宿ができればと思っています。

    ◇   ◇

Tama5_2  午後は「玉村町囲碁会」の5月度月例大会、参加者は21名とやや少なめです。
4月度は震災の影響で中止でしたが、会員の皆さん例会を楽しみにしているようでした。
優勝は丹野さん、準優勝は村木さん、両者とも気合いが入っていましたね。

私の成績は○●○●の2勝2敗。
2局目の黒星の相手は優勝の丹野さんで完敗。4局目の黒星の相手は大学生、丁寧な読みに競り負けでした。

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「こどもの日」雑感

2011-05-05 22:08:42 | 日記・エッセイ・コラム

今日は祝日「こどもの日」。趣旨は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ということだそうです。

「こどもの日」に関連するのは「鯉のぼり」「五月人形」「柏餅」「粽(ちまき)」などでしょうか。

こども時代の思い出
・鯉のぼり:色あせた古い中型のものを2匹ほど、竹竿に吊るしていました。
・五月人形:ありませんでした。私の時代ですと、ある程度裕福な家しか無かったように思います。
・柏餅:母がこしらえていましたね。柏の葉はどこで手に入れたか定かではありません。
・粽(ちまき):三河地方では、あまり一般的ではなかったようです。

「こどもの日」になると、なぜか気持ちが弾んでいましたがそれも小学生までで、中学生になると背伸びしたくなるんですね。

この頃(昭和20~30年代)、どこも質素で慎ましやかな生活でしたが、みんな上を向いていたと思います。

   ◇    ◇

  唱歌 「背くらべ(せいくらべ)」

♪ 柱のきずは おととしの
  五月五日の 背くらべ
  粽(ちまき)たべたべ 兄さんが
  計ってくれた 背のたけ
  きのうくらべりゃ 何(なん)のこと
  やっと羽織の 紐(ひも)のたけ ♪

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第49期十段戦第5局/井山名人が史上最年少で十段位獲得

2011-05-03 20:49:43 | プロ棋戦

 張栩十段に井山裕太名人が挑む第49期十段戦五番勝負の第5局が4月29日、東京都千代田区の「日本棋院」で行われ、井山挑戦者が黒番中押し勝ちを収めた。
 井山は対戦成績を3勝2敗とし、初めて十段位に就き、2冠となった。21歳11ヶ月での戴冠は十段戦での最年少記録。張は2冠に転落した。

<井山名人の話> 長く関西が弱い状態だったので、こういうのもいいのでは。大きな勝ちとなりました。

<張十段の話> きょうはうまく打たれ、全体的に苦しい場面が多かった。
     (産経囲碁ニュースより抜粋)

「井山、張栩を撃破 待望の2冠」、「張 悪夢の受け損ない、秒に追われ失着」
     (週刊碁見出しより)

     ◇  ◇  ◇

井山・新十段、苦しい碁をよく勝利につなげました。これで2冠を獲得、囲碁界の中心的な顔になってきました。
十段位失冠の張棋聖、若き挑戦者の執念に苦杯をなめました。

5/1のNHK「囲碁・将棋フォーカス」という番組で、解説の高尾九段が本シリーズについて語っていました。
「棋聖戦では内容的に井山さんの方が優勢でしたが結果は敗れ、十段戦では逆に内容的に優勢だった張さんが負けた」。
勝負の機微はザル碁党には理解できない、深淵な世界があるのでしょうか。

     ◇  ◇  ◇

今回の新十段誕生で7大タイトルの4冠が関西棋士の手に移りました。
組織としては日本棋院・東京本院が絶大な中央集権ですが、この結果をどう見るのでしょう。

囲碁の手法・戦略など技術的な情報は、インターネットの普及でどこでもリアルアイムに入手できるようになりました。
小回りのきく小さな所帯の方が、集中できる環境なのかも知れませんね。

東日本大地震の復興政策も、中央集権の歪みが複雑にしているような気がします・・・。

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少年少女囲碁大会(群馬県)/2011

2011-05-01 20:58:54 | こども囲碁

今日(5/1)は「少年少女囲碁群馬県大会(個人戦)&認定大会」が行われました。
参加者は82名でほぼ例年通りの規模です。

全国大会への代表決定戦は中学生が笹口君と宮崎君、小学生は青柳君と藤本君に決定しました。
各地の強豪が集まる全国大会では苦戦が予想されますが、一つでも多く勝ってほしいと思います。

Daihyou2011_2 全国大会代表者

Nintei_2 認定大会クラス別優秀者

      ◇   ◇

中学生の代表選は5名が総当たりで対戦、ほぼ予想通り展開で決定しました。
小学生の方は8名がスイス方式で4回戦行い、全勝者はなく3勝1敗が3名。得点の差で上位2名が決まりましたが、こちらは前評判を覆す波乱の選抜戦となりました。

大会後のスタッフ反省会でも話題になりましたが、上位2名を選ぶ場合4回戦では実力通りの選抜は難しいということで、次回は5回戦ということになりました。
勝負に運はつきものですが、代表選などでは運の要素を極力減らす工夫が必要ですね。

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