第36期名人戦挑戦手合七番勝負第4局が10月5日、6日に静岡県下田市で行われた。結果は白番の山下本因坊が井山名人に中押し勝ちをおさめてシリーズ3勝目をあげた。
名人奪取へあと1勝とした山下本因坊が一気に決めるか!井山名人の反撃なるか!注目の第5局は10月13日、14日に静岡県熱海市「あたみ石亭」で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「山下バク進、力比べは山下に凱歌」、「井山息切れ?カド番に」
(週刊碁見出しより)
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中盤では井山・名人有利との評判でしたが、山下・本因坊が序々に追い上げて押し切ったようです。
追い込まれても容易に崩れない山下・本因坊の腰の重さが印象的とのことでした。
敗れた井山名人、「妥協のない手」が裏目に出ているようで・・・。
名人位奪取まであと1勝と迫り、流れは山下・本因坊ですが第5局以降の展開はいかに・・・。
山下・本因坊の特長といえば、正座を崩さないことで有名です。あと、昼食も摂らないそうですが、凡人にはとても我慢できないことですね。
井山名人は早碁の「竜星戦」「阿含・桐山杯」を続けて制覇し、勝ち星ランキングでもトップを独走していましが、この名人戦ではカド番に追い込まれてピンチ。名人の巻き返しはなるでしょうか。
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今回の対局地は静岡県下田市の「清流荘」。下田市は伊豆半島の南端位置、南国的なイメージですね。
娘達が小学生の頃、家族で伊豆半島を訪れたことがあります。往路は「スーパービュー踊り子号」で海岸線を眺めながらの旅でした。
季節は春だったと思いますが、潮風と浜辺で戯れた情景が浮かんできます。もう20年近くになるでしょうか・・・。