天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第36期名人戦第4局/山下挑戦者が3勝目!

2011-10-11 20:51:23 | プロ棋士

第36期名人戦挑戦手合七番勝負第4局が10月5日、6日に静岡県下田市で行われた。結果は白番の山下本因坊が井山名人に中押し勝ちをおさめてシリーズ3勝目をあげた。
名人奪取へあと1勝とした山下本因坊が一気に決めるか!井山名人の反撃なるか!注目の第5局は10月13日、14日に静岡県熱海市「あたみ石亭」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「山下バク進、力比べは山下に凱歌」、「井山息切れ?カド番に」
     (週刊碁見出しより)

       ◇  ◇  ◇

中盤では井山・名人有利との評判でしたが、山下・本因坊が序々に追い上げて押し切ったようです。
追い込まれても容易に崩れない山下・本因坊の腰の重さが印象的とのことでした。
敗れた井山名人、「妥協のない手」が裏目に出ているようで・・・。

名人位奪取まであと1勝と迫り、流れは山下・本因坊ですが第5局以降の展開はいかに・・・。
山下・本因坊の特長といえば、正座を崩さないことで有名です。あと、昼食も摂らないそうですが、凡人にはとても我慢できないことですね。

井山名人は早碁の「竜星戦」「阿含・桐山杯」を続けて制覇し、勝ち星ランキングでもトップを独走していましが、この名人戦ではカド番に追い込まれてピンチ。名人の巻き返しはなるでしょうか。

       ◇  ◇  ◇

今回の対局地は静岡県下田市の「清流荘」。下田市は伊豆半島の南端位置、南国的なイメージですね。

娘達が小学生の頃、家族で伊豆半島を訪れたことがあります。往路は「スーパービュー踊り子号」で海岸線を眺めながらの旅でした。
季節は春だったと思いますが、潮風と浜辺で戯れた情景が浮かんできます。もう20年近くになるでしょうか・・・。

Asunflower2

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日本棋院/群馬県支部対抗戦/2011

2011-10-09 21:37:59 | 囲碁

桐生支部が連覇
 第22回日本棋院県支部対抗戦が10月8日、前橋市総合福祉会館で開かれ、昨年に続いて桐生支部が優勝した。
 今年は6支部14チーム(1チーム5人)が出場。参加者の棋力に応じてハンディをつけ、変則のリーグ戦で勝ち数を競った。碁盤を挟んだ対局者は熟慮を重ねながら打ち、勝敗が決まると和やかなムードで対局を振り返っていた。

上位の成績は次の通り。
①桐生支部 B
②館林中央支部 A
③前橋支部 A
     
    (上毛新聞より抜粋)

   ◇  ◇  ◇

優勝、準優勝を東毛地区が獲得し、群馬県の勢力図は東高西低の様相です。
ただ、反省会でも話題になりましたが、東毛地区のハンディが甘いというのも事実のようです。
地域やグループにより、棋力の基準が異なるところが問題ですね。統一基準があればよいのですが・・・。

今回、私の所属する三山碁友会支部も単独では初出場。入賞は逃しましたが、9勝6敗と善戦でした。
ただ、私の成績は●○●の1勝2敗、チームの足を引っ張る結果となりました。無念・・・。

Ashoes

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第36期新人王戦第2局/村川が新人王に!

2011-10-07 21:56:29 | プロ棋士

第36期新人王戦決勝三番勝負第2局が9月26日に東京・日本棋院で行われた。結果は村川七段が安斎六段に白番1目半勝ちをおさめ、シリーズ成績2勝0敗で第36期新人王に輝いた。

第36期新人王戦第1局/村川が初戦勝利!
若手棋士の登竜門、第36期新人王戦決勝三番勝負が9月19日に大阪市の関西棋院で開幕した。決勝に進出したのは村川大介七段と安斎伸彰六段で、 第1局は村川が黒番6目半勝ちを収め、新人王獲得に大きく前進した。
    (日本棋院HPより抜粋)

    ◇    ◇

関西棋院の若手エース、村川七段が実力通りの活躍で新人王を獲得しました。
井山名人より一歳年下の二十歳、これから各棋戦で優勝戦線に登場することでしょう。

敗れた安斎六段、後半の手が伸びなかったようです。本シリーズは準優勝でしたが、今後の活躍に期待しましょう。

ここ数年は関西勢の勢いが顕著ですが、この新人王タイトルも関西に移りました。
東日本勢としては悔しいところですが、互いに競い合って日本囲碁界のレベルアップになればハッピーですね。

Adog2

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第30期女流本因坊戦第2局/謝が勝ち1勝1敗!

2011-10-05 21:38:07 | プロ棋士

謝依旻女流本因坊に向井千瑛四段が挑戦する第30期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負第2局が10月3日に東京・日本棋院で行われた。結果は黒番の謝女流本因坊が中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績を1勝1敗のタイとした。第3局は10月17日(月)に東京・日本棋院で行われる。

第30期女流本因坊戦第1局/向井四段が先勝!
第30期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負第1局が9月28日に岩手県花巻市 「佳松園」 で行われた。結果は黒番の向井四段が中押し勝ちをおさめ、タイトル奪取に向けて幸先のよい1勝をあげた。
    (日本棋院HPより抜粋)

    ◇  ◇

秋の女流決戦といえば「女流本因坊戦」、対戦するのは昨年同様「謝 VS 向井」です。
第1局は向井さんが序盤から主導権を握り、謝さんの反撃をかわしての勝利でした。
第2局は謝さんが地合いで先行、向井さんの厚みを封じて1勝1敗のタイとしました。

10/2、NHK-Eテレ「囲碁・将棋フォーカス」で第1局の内容を放送。解説は謝さんの師匠/黄孟正・九段、聞き手は向井さんの姉/長島梢恵・初段でした。
それにしても謝さんの対局にはいつも師匠の黄・九段が登場します。師匠/弟子ではこの両者が一番濃い間柄のように思われます。

    ◇  ◇

第1局の対局地は岩手県花巻市の花巻温泉「佳松園」。女流本因坊戦は何度も開催されています。

花巻ゆかりの偉人といえば宮沢賢治でしょうか。
現代でも人気がありますが、私にはその良さがよく分かりません。
代表作の一つ「銀河鉄道の夜」もいま一つピンと来るものがありませんでした。
どうも「著者の生きざま」や「作品・時代の背景」など、予備知識の不足が問題のようです。

囲碁の名局を理解するのもムズですが、文学の名作を理解するのもムズですね。

Ahiganbana2

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こども囲碁教室と町内月例囲碁大会(2011/10月)

2011-10-03 20:40:27 | 囲碁

一昨日(10/1・土)の午前中は囲碁教室「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の指導スタッフです。
生徒の対局棋譜をパソコンで記録して解説を行っていますが、問題点として多いのは序盤でヨセの手を打つケースです。

「どの着点が大きいか」という判断力を身につけるには・・・?
実戦、棋譜並べなどありますが、最後は当事者の向上心によるところが大きいような気が・・・。

    ◇   ◇

Tama5 午後は「玉村町囲碁会」の10月度月例大会、参加者は18名とイマイチでした。
棋力下位のメンバーの参加率が低調ですが、大会の注目が上位にいってしまう点が問題のようです。

優勝は荻原さん。今回はライバル不在の様相でした。

今回、囲碁教室のY田君(小6)が初出場、●●○○の2勝2敗。大人との対戦は大変そうでしたが今後も継続して参加してほしいものです。

私の成績は○●○●の2勝2敗。集中力が・・・。

Amonument

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