張栩王座に羽根直樹碁聖が挑戦する第59期王座戦挑戦手合五番勝負第1局が10月20日に東京都「ウェスティンホテル東京」で行われた。結果は白番の張王座が3目半勝ちをおさめ、タイトル防衛に向けて1勝目をあげた。
(日本棋院HPより抜粋)
「充実張、万全の打ち回し」、「羽根の粘り腰及ばず」
(週刊碁、見出しより)
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先行逃げ切りタイプの張王座、本局でも特長の出た快勝のようでした。
一方、追い込みタイプの羽根碁聖、本局ではいい面が出なかったようです。
挑戦者の羽根碁聖の父君・羽根泰正九段はかつて王座のタイトルを獲得しており、羽根碁聖が王座を奪取すると親子でのタイトル獲得になります。羽根碁聖も意識しているようですが、結果はいかに・・・。
王座のタイトルというと故加藤正夫・名誉王座が浮かびます。連続8期、通算11期という偉業を残しました。「殺し屋」の異名も、今は懐かしく響きますね。
将棋の王座戦は渡辺・竜王が羽生・王座を3連勝で破り王座を獲得、羽生・前王座の連覇記録は19でストップしました。この連覇記録「19」、歴史に残る大記録ですね。