天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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Eテレ・囲碁フォーカス/木谷家に生まれて

2012-10-09 20:30:54 | テレビ番組

今週(10/7)の「NHK-Eテレ/囲碁フォーカス」、特集は「木谷家に生まれて」ということで故・木谷實九段の三男・木谷正道さんの活動を紹介していました。
中学1年でプロ棋士を断念、都庁に勤めた後、退職後は囲碁を活用した各種の活動に奔走しているそうです。

中1の時、厳格な父親に「囲碁をあきらめる」と宣言するときは怖かったそうです。
しかし、木谷師は「そうか」と意外にあっさり承諾し、ホッとしたと語っていました。
同世代の木谷道場三羽烏(加藤、石田、武宮)などの俊英を見ていれば、木谷師の気持ちも分かるような気がしますね。

    ◇   ◇

「こども囲碁教室」でも、途中であきらめていく生徒もいます。
親など周囲に勧められ教室に通ったものの、囲碁に馴染めなかったということでしょうか。

指導する側としては初段程度のレベルまで続けてほしいと思いますが、各人の事情を考えるとムズなところです。
それでも木谷正道さんのように、いったんは囲碁から決別しても別の機会に再開してもらえれば、それはそれで良かったということでしょう・・・。

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日本棋院/群馬県支部対抗戦/2012

2012-10-07 21:19:35 | アマ棋戦

今日は「日本棋院群馬県支部対抗戦」が高崎中央公民館で行われました。参加チームは18チーム(8支部)、1チーム3人で参加者数は54人でした。
昨年は14チーム(6支部)参加、1チーム5人でしたので参加者数は70人。今回、チーム数は増えたものの参加者数はやや減っています。

各ブロック優勝チーム
・赤城ブロック:高崎支部A
・榛名ブロック:高崎支部B
・妙義ブロック:高崎支部C
・白根ブロック:
  優勝:桐生支部
  準優勝:三山碁友会支部B

高崎支部が3ブロック優勝と断トツの成績でした。高崎支部は6チーム参加しており、地元開催の意地が伝わってきましたね。

本大会はハンディ戦ですが白根ブロック優勝の桐生支部は3年連続優勝。ハンディ設定がどうも・・・という感じです。
私の所属する「三山碁友会支部(玉村囲碁会主体)」は、Bチームが白根ブロックで準優勝と奮起しました。

    ◇   ◇

私自身は3連勝と以外な好成績でした。そのうち2勝は高崎支部の女性、女性キラーか・・・。

このところ各種囲碁大会の運営スタッフや、子ども教室の指導スタッフなどで、プレーヤーとしての参加が減っています。
棋力アップはあまり期待できませんが、真剣勝負の緊張感は忘れずにいたいと思っています。

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「スタバ」と「タリーズ」

2012-10-05 20:05:24 | 日記・エッセイ・コラム

1年ほど前にできたショッピング・モールの一画にコーヒーショップ「スターバックス」と「タリーズ」が、100メートルほど離れて店を構えています。
週1回ほど交互に店を訪れ、コーヒーを飲みながら雑誌を読んだり、囲碁教室の教材作りなどをしています。

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「スタバ」と「タリーズ」どちらがいいか?
コーヒーの味に関しては初級者で、あまりこだわりはありません。店の雰囲気が第一でしょうか。

「スターバックス
店舗は屋外が見渡せ明るい、接客もフレンドリー。BGMは新しい曲が多く、商談などのビジネス利用客もいます。

「タリーズ」
店舗は大型書店の一画に位置し、書店利用客も多い。スタッフは若い女性が多いような・・・。
BGMは同じアルバムが、何度も繰り返し流されどうも・・・。

結局、似た者同士ということで今後も交互に訪れ、変化を観察したいと思っています。

    ◇   ◇

以前、喫茶店といえば常連さんが集う町の喫茶店、名曲喫茶、JAZZ喫茶などのスタイルが多かったのですが、今やスターバックス、タリーズなどの外資系が席巻しています。
値段もリーズナブルで、喫煙は屋外か喫煙スペース、店内は明るく、気軽に入り易いという雰囲気がいいのでしょうね。

    ◇   ◇

「コーヒーショップで」という唄がありました。1973年の作品ですから40年近くになります。
あべ静江さんが唄っていました。清楚な歌声がいい感じでしたね。
  ♪ 古くから学生の街だった~

「学生街の喫茶店」というのもありました。1972年の作品ですから、ナツメロですね。
ガロというフォーク・グループが唄っていました。
  ♪ 君とよくこの店に来たものさ~

この唄と同時代を生きた若者(私も?)、今はオジサン・オバサンでしょうが、スタバやタリーズに通っているでしょうか・・・。

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週刊碁・お悩み天国/ハガシの対処法

2012-10-03 21:51:55 | プロ棋士

「週刊碁」で面白い記事と言えば、「お悩み天国/これが治勲のシノギかた」でしょうか。
今年の新年号から連載されていますが、第1回のPR記事で「読者が週刊碁を手に取って3番目以内に見てくれるようじゃないとね」と治勲さんがと書いていました。
個人的には、間違いなくベスト3に入る面白い記事だと思っています。

先週の10月1日号では中学生の質問でした。
Q:「相手の大人が一度打ったのに平気で剥がすのです・・・どう対処したらいいでしょう」という内容でした。
A:「待った」は、過去に戻ることと同義です・・・、碁や将棋で「待った」が許されるなら、碁、将棋の価値は否定されるでしょう。存在する意味すらなくなります。だからぼくは「待った」には怒りを覚えます。

全文まで紹介できませんが、治勲さんの怒りは「人の生きてる価値」にまで言及しています。

    ◇   ◇   ◇

確かに「待った」は、許されることではありませんね。
大会のルール説明などでも「待ったは即負け」と宣言しています。

ただ親睦碁会など、親しい仲間との大会では悩ましい。まして相手が年長者ともなると、言いづらいですね。

「待った」の功罪をヤンワリと自覚してもらうには・・・。治勲さんに、聞いてみようか・・・?

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第37期名人戦第3局/羽根が2勝目!

2012-10-01 22:05:46 | プロ棋戦

第37期名人戦七番勝負第3局が9月27日、28日に宮崎市で行われた。結果は黒番の羽根九段が山下名人に中押し勝ちをおさめ、シリーズ2勝目をあげた。山下1勝、羽根2勝で迎える第4局は10月10日(水)、11日(木)に宮城県・仙台市で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「羽根好局、シノギに活路」 「山下、剛腕が空振りに」
     (週刊碁見出しより)

      ◇  ◇  ◇

2連勝と一歩リードの羽根九段、ギリギリのシノギが冴えた一局でした。
得意の攻めに誤算があったか山下名人、時間にも追われていたようです。

両者の過去対戦成績は山下名人が圧倒しており、羽根九段にとってはニガ手な相手でした。
ただ山下名人は本因坊位を奪われ、内容的にも調子を落としている気がします。第4局次第では名人位も赤信号か・・・。

      ◇  ◇  ◇

今回の対局地は宮崎市の「フェニックス・シーガイア・リゾート」。
宮崎は新婚旅行でブームになった時期があります。 私がサラリーマンになった頃でしょうか。

まだ海外旅行は一般的ではなく、宮崎の南国ムードが魅力だったのでしょうね。
それ以前となると熱海、南紀白浜などが人気のようでした。いずれも南国的な雰囲気があります。

その頃は結婚式が終わると、そのまま新婚旅行に出発というパターンが多く、駅のホームで祝福の胴上げシーンも見られました。
ほのぼのとした、懐かしい時代の景色が浮かんできます・・・。

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