今週(10/7)の「NHK-Eテレ/囲碁フォーカス」、特集は「木谷家に生まれて」ということで故・木谷實九段の三男・木谷正道さんの活動を紹介していました。
中学1年でプロ棋士を断念、都庁に勤めた後、退職後は囲碁を活用した各種の活動に奔走しているそうです。
中1の時、厳格な父親に「囲碁をあきらめる」と宣言するときは怖かったそうです。
しかし、木谷師は「そうか」と意外にあっさり承諾し、ホッとしたと語っていました。
同世代の木谷道場三羽烏(加藤、石田、武宮)などの俊英を見ていれば、木谷師の気持ちも分かるような気がしますね。
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「こども囲碁教室」でも、途中であきらめていく生徒もいます。
親など周囲に勧められ教室に通ったものの、囲碁に馴染めなかったということでしょうか。
指導する側としては初段程度のレベルまで続けてほしいと思いますが、各人の事情を考えるとムズなところです。
それでも木谷正道さんのように、いったんは囲碁から決別しても別の機会に再開してもらえれば、それはそれで良かったということでしょう・・・。