共同研究で大変お世話になった先生(臨床医)が某大学の教授に転出されることとなり、今日はその先生の送別会。
業績は目を見張るものがあるのだが、同じくらい人柄も良かった。
われわれ病理医は、”ドクターズ ドクター”などと、半ば自分を慰めるような言い方をして、臨床医に対するが、病理医を育ててくれるのは、患者さんとならんで”よき”臨床医だ。
よく論文を読み、組織が解らなくても、キーワードは理解している。
そのような意味で、私を育てて下さった、よき臨床医であった。
彼が去ることは病院にとって痛手であり、病理の良き理解者という意味では病理にとっても残念だが、残してくれたものを別な形で発展させるいいチャンスではある。
人間万事塞翁が馬。残された者で頑張るしか無い。
いずれにしても、惜しまれて去る、うらやましい再出発だ。
おめでとうございます。