こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

惜しまれて去る人

2011年05月11日 | 日々思うこと、考えること
共同研究で大変お世話になった先生(臨床医)が某大学の教授に転出されることとなり、今日はその先生の送別会。
業績は目を見張るものがあるのだが、同じくらい人柄も良かった。
 
われわれ病理医は、”ドクターズ ドクター”などと、半ば自分を慰めるような言い方をして、臨床医に対するが、病理医を育ててくれるのは、患者さんとならんで”よき”臨床医だ。
よく論文を読み、組織が解らなくても、キーワードは理解している。
そのような意味で、私を育てて下さった、よき臨床医であった。
 
彼が去ることは病院にとって痛手であり、病理の良き理解者という意味では病理にとっても残念だが、残してくれたものを別な形で発展させるいいチャンスではある。
 
人間万事塞翁が馬。残された者で頑張るしか無い。
 
いずれにしても、惜しまれて去る、うらやましい再出発だ。
おめでとうございます。