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先日、とある病理の先生と話していたら、
「そういえば、先生のところにはコロ健コードがあるんだって?」
と尋ねられた。
一体、なんのことだろうと思って詳しく聞いてみれば、私の決めたドレスコードがあると、若い先生が言っていたらしい。
「ああ、そのことですね。ジーンズとTシャツはダメ、というだけですよ」
と返答した。一応、通勤、仕事に関わる時の服装としてのこだわり(大したことは無い)はある。
病理医にふさわしい格好とはどんな服装かと、以前書いたが、今年のクールビズを前に、通勤、仕事にふさわしい格好とはどのようなものかと、悩まれる方は多いと思う。
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さて、私の”ドレスコード”のうち、ジーンズはダメ、というのは当然で、いくらスタイリッシュであっても、ジーンズというのは作業着もしくは遊び着である、と思うからで、私自身休日以外は履かない。それと、駆け出し病理医の頃、某出張病院の技師長さんに「先生、ここの病院は通勤にジーンズなんか履いてきちゃダメなんですよ」と注意されたということもあり、社会人たるものそれなりの格好をする必要があると考えている。
Tシャツ、もダメ。
これは私が学生の頃、Tシャツを着て講義に出ようとしたところを親父に見とがめられ、「教えを乞いにいく人間が、そのような格好でいいと思っているのか。少なくとも襟のついた服を着ていくようにしなさい」と言われ、なるほどTシャツでは教授に失礼か、と思い、それ以来最低でもポロシャツを着て、講義に出席するようになった。
社会人になってもやっぱり、最低でも襟付きの服をきる必要があると思っていて、夏場はポロシャツで通勤、仕事をしている。
これが”コロ健コード”、別に大したことではない。
今年の夏も、これで行こうと思う。ちなみに、通勤で汗だくになるので、着いたらもう一枚に着替える。
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サラリーマン諸兄からみれば、病理医のこんなたわいもないこと、鼻にも引っかけられないかもしれないが、やっぱり、上着を着ての通勤、仕事というのは、少なくとも今年のように電力事情が逼迫している状況下では控えた方がよいだろう。
とすると、チノパン、ポロシャツ、といったあたりが、今年の夏の通勤着としての落としどころではないかと思う。
みんなで、楽な格好をしよう!