学会の準備が終わらない。
こうなると、いったい自分が何をやっているのかわからなくなる。
ひどいのは、論文のつまみ食い。
Abstractはさすがに読み通すが、Figureとなると単なる絵合わせ病理医と成り下がってしまう。情けない限りだ。
それでも、期日は迫ってきており、逃げおおせるものでもない。
論文を書いて頭を抱えているというのであれば、まだしも、せいぜいが講演。
医学とは何か。
生命とは何か。
存在とは何か。
よりよく生きるにはどうすればよいか。
複雑系の中にある、人間という存在をどうとらえて生きていくのか。
うんぬんかんぬん・・・
などということを考えている場合ではない。
導入はいいか。 わかりやすい図を使っているか。
写真はいいか。 撮り直さなくていいか?染色は薄くないか。
考察はいいか。 いくらやっても、つっこみどころ満載。
結論はいいか。 何が言いたいの?
これが、2倍。
あれを発表する私、これを発表する私、もちろんルーティンワークをする私、脳外科とのカンファレンスで話している私、腎臓科とのカンファレンスで話している私、リスクマネージメント会議で話している私、いろんな私がいて、私の思考はてんでんばらばら。収拾がつかなくなってきた。
とはいえ、今日、なんとか予演会一つを終えることができた。やれやれ。
やっぱり、図を1個書き直すことになってしまったが・・・