病理専門医の資格更新の要件が今年から変わるそうで、学会中開催される各種講習会への参加が義務づけられるようになった。
これまでは、興味のある分野、専門分野の講習会・発表だけ聴いていたのだが、今回からは様変わり。出席した証明書になる受講票をもらうため、いろんな指定講習会に出た。
するとどうだろう、”資格更新のため”という目的ができると、これまで興味のなかったような内容の講習会でも話を聴くと面白く、新鮮だ。
驚いた。
不肖コロ健、これまで、「◯◯が専門です」などと吹聴していたが、その他のこと、全く知らないできていた。
なんてことない、ただの専門バカだった。
さっき、全く別の講習会であった先生と、こっちでまた会った、その先生もまたほかの領域の専門家。
お互い苦笑いしたりしたが、案外このシステムよかったのだと思えた。
そもそもこの変革、日本病理学会というよりは日本専門医機構が主導しているもので、さすがはよく考えていらっしゃる、という感じだ。
医療がどんどん細分化されていく中で、お山の大将的な”専門医”はいらないということなのだろう。せめて、看板にする”専門領域”については、最低限すべて知っていろということなのだろう。
もちろん、それぞれが興味深いものであるのは、そればかりではなくて、学会長の先生の工夫の成果であることはいうまでもない。
そういうわけで、昨日以上に今日もよく勉強したが、お昼休みに会場の近くの熱田神宮にお参りした。
たまたまだったが、お神楽の奉納をしていた。ラッキー!
神様が近くまで来ているのだろうと思って、しっかりとお参りいたしました。