こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

二日ぶりの外出

2015年05月05日 | 鎌倉暮らし

一昨々日(さきおととい)、名古屋から帰って来たとき、妻はすでに風邪で寝込んでいた。コロ健も学会疲れと風邪と咳でつらかったのだが、帰宅してから子供たちの食事の用意、駅まで迎え、ナイトの散歩と、今思えばよくやれたというような家事を妻に代わってした。

でも、それまでだった。一昨日、昨日と完全にダウンして、家から一歩も外に出られなかった。

 

今朝起きたら、熱はだいぶ下がっていた。それでも、頭痛と腰痛はまだ残っている。

私よりも少々早く復調した妻の掃除機の音に目を覚ました。寝てばかりもどうかと思い、起きることにした。

気温もちょうどよかったので、二日ぶりにナイトを散歩に連れて行った。

昨日の晩、鎌倉はひどい霧におおわれていたのだが、今朝は薄曇り。この時期特有の強い風が吹いている。

歩いているうち、少しずつ雲に切れ間ができて青空がのぞく。昼頃から晴れという天気予報は当たりそうだ。

だが、じき疲れてきてしまって、家にたどり着いたころにはぐったりしてしまった。そして、いつの間にやら二度寝していた。まだまだ、本調子ではないということか。

午後にはすっかり雲もとれた。一寝入りしたら、少し元気が戻ったので、妻とともに鎌倉市街まで出て行った。少しは休みらしいこともしておきたい。だが、さすがは連休、大変な人出。若宮大路は段葛が工事中のせいもあってだろう、歩道には人があふれ、小町通りはどこを歩けばいいのかわからないほどの人の波。地元民の歩く裏道を選ぶのだが、途中ところどころで表通りとぶつかり、その都度人の多さに驚く。

それでも、青空は気持ちよく、穏やかになった風は気持ちがよい。

 

妻ととりとめの無いことを話しながら歩いていると、平穏な毎日というものを手に入れることがどれほど困難なことが却ってわかる。人ごみの中を歩きながらふと我にかえり、自分の行く末を考えると、少々不安が頭をよぎることもあるが、結局のところなにが人生にとって大切なのだろうと考える。

少なくとも、人生というものは、日常の些末なことによって評価されるものではない。そう考えると気が楽になる。

 

まだ熱は下がらない。人間食べていくためには仕事をしなくてはいけない。明日中になんとか元通りの体に戻さねば。

 

仕事は人生のごく一部 
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