少し前、知人の昇進祝いの会があった。
知人は挨拶で、「人生には、予期せぬ困難がつきものです」と言っていた。
私からみたら、この世の春を謳歌しているようにみえる人が、そのようなことを言ったのが意外で、心に引っかかった。こんな人でも、そんな境遇にあったことがあるのだろうかと。
その人が、その予期せぬ困難にどうして見舞われ、そしてどう乗り越えてきたのかは判らないが、それなりの苦労がなければ、あんなことは言えなかっただろう。
予期せぬ困難、すなわち逆境を乗り越える。
私ならどうするか。
まずは気持ちを落ち着ける。そして何ごとも気の持ちようなので、楽しいことを考えることにする。
つらい時につらいことを考えても何もいいことはない。考えなくても、状況は十分辛いのだからそれ以上につらいことは要らない。
逆境にある時は楽しいこと、嬉しいことを考えるのが一番。
そういえば、その知人、いつも明るく、楽しそうな人だった。なんてことはない、明るく、笑顔で、困難を乗り越えてきたのだろう。
たいした人物だ。
周囲の人を大切に