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本割と決定戦(相撲)

2009-10-03 22:09:37 | 他スポーツ
今日の千葉戦は即日更新ができず、穴埋めネタを用意しておきます。先週の日曜日が千秋楽だった大相撲から選びます。サッカーでは同じ相手が連続して当たる機会はナビスコ杯やACLの決勝トーナメントくらいであまりないのですが、他のスポーツではあります。

特に同じ相手が連続して当たるのは、野球の日本シリーズが顕著な例です。日本シリーズは昭和25年から長い歴史を積み重ねていますから、いろんなジンクスがあります。その一つとして、3勝3敗で最終戦決着になった場合、追い付いた方が有利というものがあります。

相撲の場合、同じ相手が連続して当たる機会は、勝ち星1差で千秋楽を迎えた場合の、本割と決定戦の連戦があります。この場合、通算11回あって追い付いた方の逆転優勝は4回と、逆に追いつかれた方が意地を見せている結果になっています。

その理由として考えられるのは、本割と決定戦は同じ日にわずか15分の休憩時間を挟んだだけで行われることがあります。追い付いた方は、本割に勝たないと決定戦はないですから、本割に勝つことで力を使い果たすのでしょう。

今回の千秋楽も、そんな展開でした。全勝の朝青龍を1敗で白鵬が追うという状況で迎えた本割、白鵬が会心の立ち合いを見せて朝青龍を寄り切ります。これをもう一回できれば逆転優勝と、相撲経験のない私は思ってしまいますが、解説の北の富士さんによれば、稽古場でもこんな立ち合いはそんなにできないそうです。

確かに、白鵬の立場からすれば、まずは本割の朝青龍戦に全力を出して、その勢いで決定戦もという考えにせざるを得ません。決定戦の作戦は、本割で戦った汗もひかないうちに、熱くなった頭で考えることになります。そのあたりは、さすが大横綱朝青龍で、勝ちパターンを二通り用意できるほどの弱点はないということも言えます。

決定戦の立ち合いは、朝青龍がうまく受け止めました。得意の左四つではありませんでしたが、右下手をうまく引いた朝青龍が、相手の勢いを利用した下手投げで白鵬を下し、北の湖に並ぶ24回の優勝を果たします。

それでも、大相撲は白鵬を中心に優勝争いが展開するのは間違いなく、白鵬は今年の5場所で2敗以上した場所がないという抜群の安定感です。決定戦に弱いのは惜しまれますが、九州場所は朝青龍の年間最多勝記録への挑戦も待っています。しばらくは白鵬に誰が挑むかの構図になるでしょう。
コメント
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